骨盤の前傾を生活で活かすには??【国際事業部 Step.69】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会)
国際事業部より

 

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

本日のテーマも、「骨盤の前傾」です。

骨盤の動きを見る時、腰椎の動きも重要ですよね。
よく腰方形筋を緊張させて、すごく骨盤前傾はできるけれども
「だんだん腰が痛くなってくるんです…」とおっしゃられる利用者さん、いらっしゃいませんか?

腰方形筋だけでなく、大腰筋の動きと連動して骨盤の動きをコントロールすることが大事!
…ではあるんですが、

実はこのあたり、筋の走行だけでなく周囲の組織とのつながりを見ることで
生活動作に応用できる、実用的な骨盤前傾動作を獲得するために
必要なことがわかりやすくなるんです。

本日は、腰方形筋を中心に、骨盤の前傾動作を考察します。

 

【腰方形筋って、何をするの?】

腰方形筋は、一般に腸骨稜から第12肋骨・L1〜4肋骨突起に付着するといわれています。

modified by Uwe Gille

腰椎を側屈・伸展するほか、第12肋骨を下制する働きを持っています。

前回のコラムで骨盤に触れましたが、骨盤は腰椎と連動して動く特徴があります。
腰方形筋は、腸骨を牽引して支持する働きをもつほかに
腹横筋や大腰筋などと膜組織で連結しており、腹部・腰背部一帯を連動して支える事にも関わっています。

引用元: 1 ) Gray’s Anatomy.1918.より

上の写真は、頭から足先へ視線を向けて、背筋群と内腹斜筋・外腹斜筋・腹横筋(横にぴょこんと出た部分)を見た時の図です。
青い部分が膜組織ですが、背筋群全体につながっているのがわかります。

ホントは大腰筋も入っているんですが、データが古いので掲載されてませんね…

さて、腰方形筋の働きをまとめると
・腰椎を伸展させ、さらに体幹部を安定させる
と言えますね。

このことを踏まえて、骨盤が前傾することを考えてみます。

 

【骨盤を前傾するには?】

骨盤が前傾するには、寛骨が前傾する必要がありますね。

腰方形筋もこの役割を担っていますが、
前述したように腰椎を伸展させて体幹部を安定させる作用があるため
重心が後方に移動しやすく、生活動作につながる実用的な骨盤前傾の主動作筋としては
あまり向いていません…

そのため、拮抗作用を持つ大腰筋の働きが重要となるのですが、
実は大腰筋は、腰方形筋と膜組織を介して密接しているんです。

引用元:TA(1998)に基づく解剖学より

そして、この膜組織は腹膜から派生しているので…
ここでもやはり骨盤前傾のキーワードとして「腹膜の滑走」が挙げられます。

腹膜、いろんなところで関わってきますね!

【まとめ

さて、本日のまとめです!

結論:大腰筋による腰椎の屈曲を意識するためには、ここも腹膜の滑走が重要!

繰り返しになりますが、腹膜の柔軟性を触って感じるためには、触診の質が大きく関わってきます。

IAIRでは、相手の反応を確かめながら、より正確に的確に触診・介入できるようになるための一貫した教育プログラムをご用意しております。
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*参考・引用資料

( 1 ) Gray’s Anatomy.1918.
( 2 ) TA(1998)に基づく解剖学
( 3 )  石畝 亨 北郷邦昭 松木盛行 他.鼠径部を中心とした腹壁の筋膜構築.第8回臨床解剖研究会記録.2004.5.p. 52-53.

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部

吉田頌平

【著者プロフィール】

2012年4月:作業療法士免許を取得
6月:カナダへ留学

2012年9月〜2013年9月:
カナダのクリニックへ
1年間勤務したのちに帰国

2013年12月〜:
急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックへ勤務

現在:
IAIR関東支部で
インストラクターを務める傍で

国際事業部を担当しており、
IAIRの国際化を推進しています。


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