骨盤前・後傾を促すために見逃せない「閉鎖孔」【国際事業部 Step.68】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会)
国際事業部より

 

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

本日のテーマは、「骨盤の動き」です。

前回は触診を「深さ」をキーポイントに伝えしましたが、
本日も深いところから骨盤の動きに影響するポイントをお伝えいたします。

ところで骨盤の動きに合わせて、股関節や腰椎の動きを確認すると思いますが
骨盤そのものの動きってイメージしづらいですよね。

実は、寛骨の中にある「閉鎖孔」という部分は
股関節の外旋筋である内・外閉鎖筋の付着部ではあることは解剖の授業で習うと思いますが、
閉鎖孔って実は動くことをご存知でしたか?

最近まで私もわかったようで分かってなかった部分がありましたので、
簡単にまとめてみました。

 

【閉鎖孔ってどこ?】

まず閉鎖孔の具体的なイメージを確認しましょう。
閉鎖孔は、写真中央の部位のことをいいます。

引用元:1) Gray’s Anatomy.1918.

この閉鎖膜に、内・外閉鎖筋が付着しています。

引用元:1) Gray’s Anatomy.1918.
引用元:1) Gray’s Anatomy.1918.

 

骨盤の前傾に伴って、腰椎は前弯する動きを求められるように
新井ら(3 の報告から、骨盤前・後傾の動きに合わせて寛骨・閉鎖孔が動くことが確認されています。

引用元:2) 新井 貴之, 中島 康晴, 山本 卓明 他.単純 X 線正面像における骨盤回旋の定量化.整形外科と災害外科.2013.62(3).p. 586.図4より

では、閉鎖孔の動きは、どんな部位から影響するのでしょうか?

 

【骨盤前傾に必要な、腹膜の動き】

閉鎖孔の動きには、骨盤腔内にある腹膜の動きが大きく関わります。

腰椎前面に前縦靭帯があり、その前には腹膜と呼ばれる臓器を包む膜が存在します。
ピンク色の部分が腹膜です。

©︎Nanoxyde

この腹膜は、骨盤腔内で多方向に伸びていると佐藤(2 は述べており、
腹部や骨盤の動きに合わせて柔軟に腹膜が動くことが予想されます。

引用元:1)佐藤  達夫.骨盤外科解剖序論.Japanese Journal of Endourology.2012.25.p. 8.図10より

上の図は、心臓から出た下大動脈を中心に泌尿器系の腎臓・膀胱を描いており、
半透明でカラフルに覆われている部分が、腹膜から派生した膜組織を表しています。

いろんなところに膜組織が付着していますが、特に下腹部に近い膀胱・生殖器に付着する膜組織は
閉鎖膜と密接しているため、それぞれの膜が滑らかに動く状態であることは
骨盤の前・後傾する上でも重要となります。

なので、骨盤の動きを促したい場合には
腹膜全体がまず動きやすい状態になっていることが重要になります

【まとめ

さて、本日のまとめです!

結論:骨盤の機能的な前・後傾には、腹膜の柔軟性・滑走も大切!

腹膜の柔軟性を触って感じるためには、触診の質が大きく関わってきます。

IAIRでは、相手の反応を確かめながら、より正確に的確に触診・介入できるようになるための一貫した教育プログラムをご用意しております。
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*参考・引用資料

( 1 ) Gray’s Anatomy.1918.
( 2 )  佐藤  達夫.骨盤外科解剖序論.Japanese Journal of Endourology.2012.25.p. 2-10.

( 3 )  新井 貴之, 中島 康晴, 山本 卓明 他.単純 X 線正面像における骨盤回旋の定量化.整形外科と災害外科.2013.62(3).p. 584~588.

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部

吉田頌平

【著者プロフィール】

2012年4月:作業療法士免許を取得
6月:カナダへ留学

2012年9月〜2013年9月:
カナダのクリニックへ
1年間勤務したのちに帰国

2013年12月〜:
急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックへ勤務

現在:
IAIR関東支部で
インストラクターを務める傍で

国際事業部を担当しており、
IAIRの国際化を推進しています。


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