ICFで”プラスを評価する”ってどういうこと??

ICF(国際生活機能分類)とは。

 

臨床現場において、
ICF(国際生活機能分類)でクライアントを評価する、
考えるというのは、主流になってきていると思います。

 

10数年前までは、
ICIDH(国際障害分類)での考え方が主流でしたね。

 

このICIDHとICFの2つの捉え方の違いをシンプルに説明すると、

 

・一方方向か双方向か

・マイナスを評価するか、プラスも評価するか

 

ということとなると思います。

ちょっと振り返ると、
ICIDHは、

 

Disease→Impairment→Disability→Handicap
疾患・変調→機能・形態異常→能力障害→社会的不利

という捉え方で、

疾患を当てはめるとすると、
「脳梗塞→重度の右片麻痺→歩行能力低下→職場復帰困難」
という感じです。

 

もちろんこれも間違いではないですが、
それだけでは、足りないというところもありますね。

 

身体機能としては、障害があったとしても、
何らかの代替手段で、歩行能力をカバーできたり、
職場に復帰したりもできますね。

 

そういった多方面からの視点をまとめたものがICFです。

正式名称はInternational Classification of Functioning, disability and Health

日本語では「国際生活機能分類」と訳されている。人間の生活機能と障害に関する状況を記述することを目的とした分類であり、健康状態、心身機能、身体構造、活動と参加、環境因子、個人因子から構成される。心身機能、身体構造、活動と参加、環境因子には合計1,424の分類項目が示され、一方、健康状態、個人因子には提示された項目はない。下記にICFの概念図と各用語の定義を記した。

文部科学省ホームページより引用


(引用:http://www.oushin-sendai.jp/download/pdf/c03/research/24-1.pdf

 

ICFは、生きることの全体像についての共通言語。

こちらは、厚生労働省が出している論文のタイトルです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ksqi-att/2r9852000002kswh.pdf

ぜひご一読いただければと思いますが、
何が書いてあるかというと、

 

ICFそのものが、”生きている人全体”に適応されるもの。

疾患、病気やリハビリとか関係ないってことですね。

 

なので、評価する項目として分けるとすると、
上記の引用にもありますように、
1400個以上の膨大な評価項目(コード)になります。

 

私も1400個以上の項目をすべチェックしたことはありませんが、
その視点で自分を振り返って見たとしたら、
よーく自分のことが分かりそうです。(笑)

 

と、ここまででお気づきかと思いますが、

ICFはプラス面も評価するということが特徴の一つとして挙げられていますが、

そもそも、生きている人全体を表すものだから、

 

生きてるだけでプラスなんですよね。

 

そこをベースに関わっていくことで、
クライアントをしっかりと捉えられるようになるんだと思います。

 

 

具体的に、
上記のICFの図に当てはめるということはしていませんが、
このプラス面を見るという、本質、前提が何よりも大事になると思います。

そこが抜けてしまうと、
クライアントのneedsやhopeなどの情報をキャッチしにくくなってしまいます。

 

セラピスト側の意識の持ち方で、相手から得られる情報が変わってきてしまうんです。
視点を広げるということでは、以下の記事もおすすめします。

 

IAIRは、

その「ひと全体を見る」という視点をコンセプトとして、重要視しています。
ちょっと違った言葉でいうと、マルチファクターという視点です。

ひとを全体を見るために、
今目の前のクライアントが抱えている身体的、精神的障害を、
私たちの介入によって、変化を及ぼしていくことが必要なんです。

そのための一つの手段として、
徒手的介入もしっかり行うという立ち位置です。
その徒手介入の基本概念が、

組織滑走法(TGA:Tissue Gliding Approach)によるものです。

ICFでの関わりから、いろんなものが見えてきます。
こういった一貫性をもった関わりを、
臨床現場でできることは、
必ず目の前のクライアントの人生に貢献できると思います。

 

それでは、
最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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write by 渡邉 哲

 

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