慢性化する”痛みの原因”を見つけるために、セラピストが出来ること。

慢性疼痛の原因を探る。

みなさんが担当されている方で、
こんな方はいませんか?

 

慢性化した頭痛、めまい、肩こり、腰痛など様々な不定愁訴でお悩みの方。
入院されている方や生活期での関わりの方など、
様々いらっしゃるかと思います。

 

この”痛み”というのは、
クライアントとセラピストの両方を悩ませる課題だと思います。

 

ちょっと立ち返ってですが、
痛みの定義」ってみなさんはご存知でしたか??

 

 

“Pain: An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage”

(「組織の実質的あるいは潜在的な障害に 伴う,あるいは,そのような障害を表す言葉で表現される不快な感覚あるいは 情動体験」)と表され“痛み”は主観的な感覚・感情であり,患者が痛いとい えば痛みが存在すると考えられている.

参考記事:http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse724.pdf  (国際疼痛学会.1981年の定義より引用)

 

クライアント自身が痛いと感じて入れば、それは”痛み”であると。

セラピストとしては、まずそこは受け入れないといけません。
そこから始まりますね。

 

筆者自身の経験としては、
担当していた患者さんでリハビリ中は痛みを訴えるけど、
その他の場面では全然痛みを訴えず動いていた。

というケースであり、痛みの訴えを疑ってしまうこともありました。

 

リハビリ中も
「そんなに痛くなるはずないんですけどね〜。」
なんて、声をかけてしまったことを覚えています。

 

痛みの分類、概念を知る。

 

そして、リハビリ職種としては、
痛みの所在、原因を主に、

「身体的」なものとして捉えているのがほとんどかと思います。

 

これも間違いでは無いですが、
やはり現場で様々なクライアントと接していると、
身体的なものだけとは言い切れません。

 

緩和ケア(ホスピス)では、がんによる苦痛を4つの視点で捉える概念があります。
この概念は、緩和ケアの創始者のシシリー・ソンダースが提唱したもので、

 

末期がん患者の様々な苦痛を「全人的な苦痛(トータルペイン)」と捉えるとしています。

それが以下の4つです。

1、身体的苦痛

2、社会的苦痛

3、精神的苦痛

4、スピリチュアルペイン


(画像引用元:https://nursepress.jp/226765)

 

これら4つそれぞれの視点を通して、
担当しているクライアントを見てみるといかがでしょうか。

 

例えばですが、

 

50歳前半で脳梗塞を発症され、
まだお子さんが高校生であるという方などであれば、
身体的な苦痛ももちろんですが、
お子さんへの関わりや今後など社会的な不安なども大いにあると思います。

 

高校生で、部活でレギュラーを取れるか取れないかというところで、
ケガをしてしまった場合、
レギュラーになれるか、試合に出れるかという不安や焦りなど、
精神的な面の影響もあると思います。

 

これらは4つの視点は、それぞれに影響しあっていると考えられます。

 

このトータルペインの考えは、
さまざまな医療の現場でも考えることができると思います。

 

 

特にリハビリテーションに従事している我々にとっては、
どの職種よりも患者さんや利用者さんに接する時間を長く持っているかと思います。
(もちろん職域によって違いますが)

 

みなさんが今担当されている方では、いかがでしょうか??

 

もちろんこれをセラピスト一人で抱え込むというか、
立ち向かうのは効果的ではありません。

 

だからこそのチーム医療なんですよね。

 

この様々な視点でクライアントに関わるということが、
まずは、セラピストにできることだと思います。

 

もちろん身体的な苦痛を取り除いてあげられる術を身に着けておくことで、
他のところにも視点が向きやすくなるというのもあります。

 

リハビリテーションは、全人的復興です。

 


患者さんの訴えをしっかりと受け止めてあげることが、
改善へのきっかけになります。

 

生活全般へも意識を向けること、
患者さんの個別性、背景を感じることが
これからの医療では、求められています。

 

目の前のクライアントさんに、
しっかり寄り添っていきましょう。

 

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共に成長していきましょう。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。

 

参考記事:
がんの療養と緩和ケア:https://ganjoho.jp/public/support/relaxation/palliative_care.html
痛みの定義:http://www.chugaiigaku.jp/upfile/browse/browse724.pdf
厚生労働省ホームページICFについて:https://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html
群馬大学緩和ケアセンター:http://oncoc.showa.gunma-u.ac.jp/kanwa/?page_id=11

 

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write by 渡邉 哲

 

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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
常任理事 理学療法士  渡邉 哲

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