「腰痛になるから足を組まないほうがいい」
ということを聞いたことはありませんか?
・
・
実際に、書籍などでも
書かれているのをみたこともありますし
そのような話を聞いたこともあります。
果たして
足を組むと、腰痛になるのでしょうか?
足を組む習慣のある人は、腰痛になっているのか?
逆に
腰痛になっている方は、足を組んでいるのか?
・
・
◇腰痛の方が 足を組む ことの答えを探る
私が臨床で一番注意していることは、
足を組んでいるから
↓
腰痛になる
という解説をしないようにしています。
足を組んでいることが
・悪
とか
・善
とかではなく、
その結果、何が起こっているのか?
その人の体や心の変化や影響を
丁寧に確認した上で、
ご本人の
・今の状態
・価値観
・要望 など
と合わせて、
答えを一緒に探っていきます。
「腰に良くないので、足を組むのは止めましょう!」
という”アドバイス”
これは、
一方的な価値観の押しつけに
なってしまいますね。
まだ、信頼関係が得られていない場合、
その言葉のタイミングによっては、
お互いの心の距離は離れてしまう
ことが多いでしょう。
~私生活でもご注意を~
◇足を組む 影響を確認してみました。
なぜ、足を組むのか。。
実際に確認してみたくなりましたので、
ILPTアドバンスコースの参加者に
ご協力いただき確認してみました。
確認した事は、
1.習慣と腰痛の関係
2.足を組みやすい側
3.左右の坐骨での支えやすさ差
・
・
身体状態の評価として
1.自動SLR(背臥位で片脚を20cmあげたときの自覚的な重さ)
2.ハムストリングスの柔軟性
他動SLRにて評価
3.腹臥位での自動股関節伸展
以上の項目。
対象者は、7名。
足を組んで5分座位で過ごしてもらった前後を評価しました。
評価は、私が全員担当しました。
◇足を組んで過ごしてわかったこと。
その結果
1.習慣と腰痛の関係
足を組む習慣のある方は、3名でしたが、
腰痛がある方は、いませんでした。
2.足を組みやすい側
7名全員が右下肢が上を好みました。
3.左右の坐骨での支えやすさ差
7名全員、左坐骨の方が、
右坐骨より体重を支持しやすい
ことがわかりました。
(*左優位の件は、また、いずれ…)
そして、
身体評価としては、
1.自動SLR(背臥位で片脚を20cmあげたときの自覚的な重さ)
2.ハムストリングスの柔軟性
他動SLRにて評価
3.腹臥位での自動股関節伸展
の項目を評価しましたが、
細かい結果は、載せません。
・より、望ましい方向に変化した方。
・望ましくない方向に変化した方
・ほぼ変化がなかった方
とばらつきました。
かってな予想としては、
特に、ASLRが自覚的に重くなるのかと
思っていましたが。。。
今回は、
時間が5分でしたので、
30分など、時間が長くなると
身体への影響も大きくなることは
予想されます。
◇大切なことは“振り返る”こと
改めて、
あることをした後の
身体の変化を感じて
振り返ることが大切ですね。
・感じる
・振り返る
・・
何が、腰に良い
何が、腰に悪い
・・
のでは、なく
そのことは、
<自分にどんな影響があるのか>を
気づける こころ、体 が理想でしょう。
自分で
快(楽)
不快
を気づければ
そのあとの、行動は、
自ずと変容するでしょう。
子どもが宿題をやるかやらないかも
同じことだと思いませんか?
腰痛という体からのメッセージを
人生に活かしていきたいですね。
そう考えると、
「腰痛になる」という表現ではなく、
「腰痛を感じる」という表現の方が
いいのかなとも思いますね。
腰痛は、
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