筋膜リリースがうまくいかない方!筋膜を『引っ張って』ませんか?【国際事業部 Step.60】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会)
国際事業部より

 

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

本日のテーマは、「筋膜」です。

筋膜にアプローチしてるはずなのに、なかなか筋膜が緩んでこない。。。
私、経験あります。

なんで緩んでこないんだろうなー??って考えてみましたら、
私、筋膜を『引っ張って』いたんですね。

具体的に言うと、エンドフィールをバリバリ感じる抵抗感でストレッチしていたんです。
おいおい、それじゃあ緩むどころじゃないだろ!
と思ったあなた。

おっしゃる通りです!
その感覚に気づけなかったのは、自分が未熟ゆえです。

いったい、私はどこを改める必要があったんでしょうか??
自覚のない私に、私自身が説教します。

 

【筋肉が伸びる、とは??】

さて、お説教タイムの始まりです。
まず、筋肉はゴムみたいに伸びるもの、と思ってませんか?

。。。思ってました。

フィラメントと呼ばれる繊維を束ねた筋原繊維が
さらに筋鞘と呼ばれる膜で包まれて筋繊維となり、
そして筋繊維がまた膜で包まれて筋線維束という束になり、
そして筋肉になります。

フィラメント→筋原繊維→筋繊維→筋繊維束→筋肉
のような層構造になっています。

花束に構造を例えると、
1輪の花→たくさんの花を紐でまとめる→まとめた花を紙で包む→紙で包んだ花をリボンで留める→プレゼントする花束
みたいな感じです。

そして筋肉が動くというのは、これらの組織が滑らかに動くことです。
お互いにくっつくように隣り合っていたら、動きません。

花束から1輪だけ花を取り出したいっと思って、いきなり花を引っ張っても茎から切れちゃいますよね。いったん紐を緩めた方が、スルッと1本だけ花を取りやすくなりますよね。

筋肉も、束ねる膜が筋肉の線維をギュッと締めつけていたら動きが取れなくなります。

つまり、筋はゴムのような平坦な作りではなくて
いろんな組織が何層も重なっていて、滑らかに各層が滑り動く構造になっているんです。
筋膜はこの層の一部で、筋線維と皮膚の間で引っかかることなく動くことで
筋肉が伸び縮みできるようになるんです。

なので、筋も筋膜も、ゴムのようなイメージでただ引っ張っても伸びません。

いや〜、見事に筋肉をゴムみたいに考えてましたね。。。
筋肉なんて、伸ばしたら伸びるでしょって正直考えてました。
自分のこととはいえ、耳が痛いです。

 

【エンドフィールを超えてない??】

耳鳴りがしてきそうですが、自分への説教を続けます。

エンドフィールってありますよね??
冨田ら(1 は、関節を他動的に最大可動域まで動かした時の抵抗感、と表現されています。
この抵抗感が強くなるってことは、最大可動域からさらに無理やり動かそうとしているってことです。

無理やり動かしたら。。。痛いですよね?

ゴムのように引っ張っていると、筋膜リリースの効果が出にくいのは
「これ以上動くとケガする!!」っと身体が反応し、伸びないようにちぢめて守ろうとするからです。

おいおい、てことは私は患者さんにケガさせようとしてたってこと??
そろそろ頭が痛くなってきそうです。。。

 

【どうしたらいいんだ・・・?】

待て待て私。逆に言えば、改善できるポイントがたくさんあるってことじゃないでしょうか??

今までの反省を踏まえて考えると、筋膜リリースをうまく促すためには

  • 筋組織の層構造を、具体的にイメージしてアプローチできているか?
  • 微細な変化を感じる余裕が、自分にあるか?
  • 相手のペースに合わせて、セラピストが動けるか?

この3つが私にとって重要だった、ということです。

心が砕け散りそうだと思いましたけど…こう考えると、反省して臨床に立つ勇気が湧いてきました!
(ひとり落ち込んだり盛り上がったり、忙しくてスイマセン…こういう気質なんです。)

ともかく私は「論文でこんな理論があったから〜」とか、
「運動学的にこんな動き方をするはず〜」とか、
ついつい自分の頭の中で考えることばっかりしやすいので、
ちゃんと患者さんに向き合えるように努力を続けます。

 

 

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*参考資料

( 1 )  冨田義之, 三星健吾, 鈴木喜子 他.関節可動域制限因子の分類と評価法の試案. 神大医保健紀要. 1998.14.p25-29.

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部

吉田頌平

【著者プロフィール】

2012年4月:作業療法士免許を取得
6月:カナダへ留学

2012年9月〜2013年9月:
カナダのクリニックへ
1年間勤務したのちに帰国

2013年12月〜:
急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックへ勤務

現在:
IAIR関東支部で
インストラクターを務める傍で

国際事業部を担当しており、
IAIRの国際化を推進しています。

 

 

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