起居動作と胸郭ー呼吸【理学療法 実践の手引き Vol.69】

起居動作と胸郭ー呼吸【理学療法 実践の手引き Vol.69】

皆さんこんにちは。

関東支部の藤田智史です。

 

前回

は下記のような内容でしたね。

背臥位で単純に頭部を持ち上げた場合に、胸郭で頭部の重さを支えきれないことになり、

これを防ぐために腹部の力が必要になってきます。
(頭部を支える土台が、胸郭+体幹・骨盤になるため)

1)より

これらのことに対して頸部の筋などからHead Controlに関してみました。
より詳しくはこちらから

 

頸部だけでなく、腹部がしっかり働いていないと
上記のような動きは難しいという事が分かりますね。

頸部と腹部の間にある胸郭

腹部・・・体幹が重要なことは言わずもがなですが、

頸部と腹部の間には胸郭が存在しますね。

 

肋骨下角の角度が大きかったり、胸郭が引き下げられない(肋骨が浮いている)状態
(リブフレアやアップライトと呼ばれるような状態)

になっているとどうでしょうか?

頸部がしっかり働いても体幹まで運動がつながりにくい状態になりませんでしょうか?

1日に2万回以上行われるもの

日常生活で胸郭が関わる動きはどのような動きでしょうか?

・・・

 

睡眠状態でも関係なく行われる呼吸がありますね。

 

前述した肋骨下角の角度が大きかったり、胸郭が引き下げられない(肋骨が浮いている)状態では

呼気が十分に行えない状態であり、1日に2万回以上行われる呼吸に影響も及ぼすことになります。

また、関東HP内の吉田のコラムの
加齢に伴って萎縮しやすい筋とは?Part. 1では

 

遅筋が萎縮しやすい筋
 →横隔膜、肋間筋

が文献から報告されていましたが、呼吸に関係するこれらの筋は萎縮しやすいとされており、

呼吸器の疾患の有無にかかわらず呼吸は胸郭の動きも含めて確認必要になってきますね。

2)より

 

また、胸郭:肋骨は脊椎とも関節を持っており脊柱も影響してきます。

 

呼吸を使った体幹トレーニングというものはベッドサイドでも行えますが、
胸郭や脊柱の問題があると十分な効力が発揮できない可能性があります。

また、頸部が伸展した(顎が上がった)状態では前面の筋膜ラインに上手く連動した力が
伝わらない可能性もあり、必要なポジションをとった状態でエクササイズを行う必要もありますね。

今回の内容で直接的にかかわる部分としては

胸郭と脊柱に関しては脊柱セミナー
横隔膜に関しては筋膜セミナーで  学びましたね。

また、体幹セミナーに出た方はさらに促通方法も加えて学んだかと思います。

セミナーに出たけど臨床のこんな場面ではどうしたらいいのか?
などの質問がありましたら遠慮なくご連絡ください。

できる限りお答えします。

satoshi_fujita☆iairkanto.jp

☆を@に変えてください。

 

参考、引用文献・画像

1)石井慎一郎著:レクチャーノート起居動作の臨床バイオメカニクス  南西書店 2012

2)Visible Body Muscle Premium

 

お読みいただきありがとうございました!

IAIR 関東支部
認定インストラクター
藤田 智史

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