リハビリ職種のためのお金の話Vol.2【経費と利益】

昨日に引き続き、リハビリ職種のためのお金の話Vol.2をお送り致します。

昨日のコラムについてはコチラです>>>https://iairjapan.jp/archives/25143

 

余談

日本人のお金に対するある種【 汚らわしさ 】にも似たような感情は何故生まれてくるのでしょうか?

お金=悪

そんな感覚を持っている人は少なくないでしょうし、私自身勤めていた頃は、「お給料を頂けるだけで十分」という認識でいました。

腹の中では「どうやったら給料上がるんだろう…?」と考えながら…(笑)

 

正直同じように思っている人は多いのではないでしょうか?

それを大っぴらに表現することを良しとしない日本の社会は、果たして良い状態なのでしょうか?

 

お金とは必要なモノ

家を買うにも車を買うにも保険に入ろうにも子供に習い事をさせようにも、全てにおいてお金は【 必要なモノ 】です。

そして私たちのような専門職が自分の技術を磨くにためにも必要です。

今より更に良い技術をお客さん(患者さん)に提供しようと思ったら、学ぶための資金だって必要になります。

 

これは人に限ったことではない

私が所属する国際統合リハビリテーション協会も実は同じです。

これからの医療に必要な人材育成のために、より良い技術や新しい考え方をドンドン取り入れていかねばなりません。

だからこそ、協会としてそのような【 目に見えない 】部分に必要なお金を得るために、セミナーを開催させて頂き、受講生さんから頂いた受講料で更に良いものを作ろうと一丸となって協会運営を行っているのです。

 

少し今日のテーマと近くなってきましたので、本日のテーマに戻りましょう。

 

「売り上げと経費」について

【 経費 】というのは、その事業を行う上で必要になったお金のことです。

例えば、コンビニ経営をしている店長Aさんでみていきましょう。

 

お店のモノが売れれば、お客さんからお金が支払われます。

これが【 売り上げ 】でしたね。

(分からない方は前回のコラムどうぞ!)

 

それに対して、お店には商品がないとお客さんが来ませんので、Aさんは本部から商品を仕入れる必要があります。

この時に掛かるお金を経費といいます。

経費はもちろんこれだけではありません。

 

アルバイトをしてくれている人への給料が必要です。

お店の電気代も支払わなければなりません。

24時間ですから、かなりの額でしょう。

土地やお店を建てた際に掛かったお金も、銀行や公庫から借りていれば支払いが必要になります。

店長さんのお給料もその売り上げから捻出されますし、コンビニなどのいわゆるフランチャイズ契約であれば、売り上げの〇〇%を本部に支払わなければなりません。

 

これら(…まだまだまだあるでしょうけど)全てが経費です。

そして売り上げからこの経費を引いた金額が【 利益 】となるわけです。

 

利益が出るということ

利益が出るということは、次のためにお金を使うことが出来るということです。

先ほどの、「専門職として技術を磨く」という所でも出てきましたが、会社や企業も会社を大きくしたり、新しい事業を行っていく、つまりは【 会社磨き 】のために利益が必要になるのです。

 

経営者は、「自分のモノや技術でたくさんの人を幸せにしたい!」という想いのある方が多いです。

(そうあってほしいという願いも込めて…笑)

だからこそ利益を出して、多くの人に届く次の商品を作ったり、新しいサービスを考えるわけです。

 

「利益を追求している会社は金儲け主義だ」みたいな言葉を聞きますが、真っ当な理念を持った企業が大きくなって、誰か困るのでしょうか?私たち一般の人の生活が脅かされるのでしょうか?

お門違いも甚だしいと個人的には思っています(笑)

コンビニエンスストアを経営しているAさんであっても、利益が出ることで自分の経営方法の勉強や、アルバイトをしてくれる人たちへのマネジメント、地域に必要とされるお店になるようなコマーシャル活動などに時間を使うことが出来るようになるでしょう。

 

お給料を貰っている内は、「利益があるならもっと給料寄こせ!」となる気持ちも分かりますが、会社や企業は、それ自体を成長させて、より多くの人のためになる会社になるための【 見えないお金 】が必要なんです。

言葉を換えれば【 未来への投資 】です。

 

専門職の人間が技術を磨くために給料を使うように、会社や企業は利益を出していく必要があります。

特にこれからの社会は、お金=悪という一昔前の考え方から、【 お金=信用 】というスタンスに変わってくるでしょう。

お金を持っている人の信用が高いというのことではなく、人として会社として社会から信用されている所にお金が集まるという考え方です。

 

元々株なんてのはそれで資金を調達しているわけですし、クラウドファンディングなんてのは正にこの理論の通りです。

お金に対する意識を変えていかねばいけません。

もしお金について学びたいなら、先ずは自分の勤務先がどのような運用をしているのかを知らないといけません。

 

いつまでも古い捉え方に囚われていると、激変している社会の中でその勤務先ごと沈んでしまうかもしれません。

 

それでは最後まで読んでいただけて感謝です。

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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会

理事 理学療法士 福留良尚

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福留 良尚

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国際統合リハビリテーション協会常任理事 IAIR九州専任講師 理学療法士 コンディショニングサロン仁愛クリニカルルーム代表 3児の父 
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