とうとう今回で最終回!
12回もかかってしまいましたが、皆さん最後までお付き合いいただきありがとうございます。
オンラインで症例の見直しを一緒に行うなど、コラムから飛び出して半リアルなやりとりも実現しました。
どうやらその日に検討した方は患者さんの変化をしっかり出せたようです。報告いただきありがとうございました。
実は僕以上に綺麗にSMS「Box16」を使ってて「おお!キレイ!スッキリ!」と声に出してしまったほどです。
さあ、とはいえ、今回は最後の大仕事「9:再計画と再実施」の可視化が残ってます!
これまで一連のプロセスを可視化してきたみなさん! これまで書いたシートを並べながら読んでくださいね!
再計画と再実施
再計画と再実施……実は前回の「8:必要な項目の実施、修正」でほとんど解説してしまったのではないか?と思いませんでしたか?PDCAで言う所の、A:Action(処置)、Adjust(調整)などを踏まえての新たなP:計画をしていく流れ。そう、8:必要な項目の実施、修正とやることは同じ。でも、9:再計画と再実施では大きく違う事があります。
それは「目的を再度確認する事」です。
なぜ目的を再確認するのか?
PDCAは元々管理のサイクルと言われるものです。
産業界から生まれたものなので、看護の現場などでの管理を目的としたサービスとの親和性が高いツールです。ですが、リハビリは創造性が試されます。管理的な思考では、PDCAサイクルを回し続けることに固執し、大元の目的が不変のものという思い込みが起きます。(なので最近はPDCAの前にデザインが必要と言われるワケですが笑)
そう、大元の目的……ICFで言うところの「人をみること」を考えなければなりません。「一連の流れを踏まえてご本人はどのように変わったのか?」を患者・クライエントさんとセラピストでお互いに確認をする。あるいはセラピストから提案する。
思い込みのまま進めると、お互いが別な山に登っている事だってあることを思い出してください。
目的を再確認する時のチェックリスト!
さて、目的を再確認するにあたって、チェックリストを紹介しましょう。と思いましたが、リスト化するほどありませんでした。やることはたった二つの質問です。きっとあなたも学生さんにしたことがあると思います。
- 本当にそうなの?
- 本当にそれだけ?
この二つです。
本当にそうなの?
この質問は「なぜ」で深掘りをしていく縦の思考を促す事を目的にしています。
「なぜは五回繰り返せ」とはロジカルシンキングの格言のようなもの。もちろん患者・クライエントさんを追い詰める為のものではないですよ! 学生時代に追い詰められたように、逃げ道無しの理詰め攻撃をすれば、多大な逆撃を喰らいますからね。逃げ道を残しつつ、相手の真の目的に近づくための情報を増やしていきましょう。
本当にそれだけ?
この質問は縦の思考に対して横の思考です。つまり選択肢の幅を考える段です。
深掘りだけだと、一つの深い穴は掘れても、金脈に辿り着かなければただの穴です。
縦の思考のタイミングで、同時に他の選択肢や他の考えはないかな?と幅をもたせていきましょう。
再計画と再実施。最後にモノ言うは……
ここまできたら、再計画と再実施は前回までのプロセスの繰り返しで十分とお気付きですね。
って、はい。そうですね。冒頭でそう思ってましたよね。なので、改めて目的の深さと幅の大切さを紹介したのでした。
ですが、おそらくある事に引っかかりを感じているかもしれませんね。
「ロジカルシンキング」
そう、論理的に考える事を毎回皆さん任せにしてきました。
実際、どうなんでしょう?
ここは是非みなさんの意見を直接いただきたいところです。
最終回のお願い
そこで最終回の最後のお願いです。
ここまで読まれたみなさんのご意見を直接いただけませんか?
本当のところは定期開催しているIAIR会員向けサービスなのですが……
オンラインミーティングを9月12日に開催します。
そこで是非、声をきかせてください。
参加申込リンク >>> https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=JqOIRnMHSXzzg
もし、当日参加が難しいということでしたら、このフォームの悩みを書く欄があります。
そこで「ロジカルシンキング」に関する悩みや、今回の統合と解釈の可視化に関してのご意見を書いていただくだけでも構いません。
そのご意見や悩みをベースにして、今後の新サービスやオンライン講義で行う内容などを検討させていただきます。
あなたの統合と解釈、そしてあなたのリハビリを通じて、より多くの患者・クライエントさんが救われる事を願っております。
では、また次のシリーズでお会いしましょう!
IAIR副会長 齋藤 信
9月開催!新B-class講義!
IAIR独自開発したリハビリの新常識! TGアプローチ!
ジワジワと各地の療法士さんからレビューが届いております!
「学術的裏付けやコンセプトが理解しやすかったです。骨タッチ、骨格系、筋膜系の概念は形を変えつつ学びなおしていけばいいですね!」
強化学習参加も大歓迎!
全国9月同時開催!IAIR認定講座で全てお伝えします!
>>> 近日開催講義一覧はこちら
追伸:SMSはこちらからダウンロードできます!
この齋藤式マネジメントシート(SMS)「Box16」をダウンロードして使ってみたいと言う方はコチラのフォームからダウンロードリンクを手に入れてください。
自分の内省をする解説動画付きです。
IAIR会員向けに、オンラインフィードバックを行います!
みなさん、第二・四水曜日は「IAIR tv LIVE」の日!
20時から統合と解釈のオンラインワークショップを行います!
会員の方は日曜日18時に配信される会員限定メールを要チェック!
もちろん次回までに会員になった方も参加できます!
IAIR会員登録はこちら >>> https://iairjapan.jp/product/form30
学生さんと行う初めての統合と解釈シリーズ
- リハビリにPDCAは使えるのか?【臨床共育】(37)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(1)【臨床共育】(38)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(2)【臨床共育】(39)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(3)【臨床共育】(40)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(4)【臨床共育】(41)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(5)【臨床共育】(42)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(6)【臨床共育】(43)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(7)【臨床共育】(44)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(8)【臨床共育】(45)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(9)【臨床共育】(46)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(10)【臨床共育】(47)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(11)【臨床共育】(48)
- 学生さんと行う初めての統合と解釈(12)【臨床共育】(49)
IRF2018が開催されます!
統合リハビリテーションフェスタ(IRF)2018 in 東京にて、SMSのワークショップを行います!
あわせてチェック! 今すぐ申し込みをしましょう!
先行申し込み割引中です!
>>>統合リハビリテーションフェスタ(IRF)2018 in 東京
いいねを集めて参加特典をランクアップさせよう!
いいねチャレンジ開催中!
最新いいね数はコチラ