立ち上がり

『シンプルで喜ばれる“立ち上がり”のコツ 』No164

患者さん、利用者さんにある動作のちょっとしたコツをお伝えしたとき、
次のような感想を頂けたとの情報を、ILPTプラクティショナーの方々よりいただきました!

「これだったら、できるね!」

「あっ!楽だね、こうしよう」

「こんなこと知らなかったわ!」

「こんなの初めて!」

「今度、試してみよう!」

など

の感想をいただけたようです。

今まで、患者さん利用者さんは、
知らなかった知識、

でも、

お伝えして試していただくと
その効果を【実感】され、
次から早速取り入れてみたい、
という感想ですね。

さて、これは
どんな動作のことだと思いますか?

この動作は、一日に数十回は、行う当たり前のように
無意識に行う動作です!

答えは、(タイトルに書いてありましたが)

【椅子からの 立ち上がり です】

 

◇椅子からの立ち上がりでお伝えしたコツ

 

さて、

椅子からの立ち上がりで、
何をお伝えしたかというと

【腰椎の前彎】をつくることです。

それだけです。

実際に、指示する場面では、
骨盤を前傾させていき、軽く胸を張るように
意識していただくことが多いでしょう。

ご存じのように
脊柱には生理的な彎曲があります。

頸椎は、前彎

胸椎は、後彎

腰椎は、前彎 ですね。

特に、この腰椎の前彎を保持した状態で
椅子から立ち上がって頂いたということです。

情報としてはシンプルですが、

これを知っているか知らないかで
腰痛の発生状況や
腰痛に対する不安が
変わっていることは事実です。

…。

「こんなこと知らなかったわ!」

「こんなの初めて!」

という声がありますので。

 

◇椅子からの立ち上がり時の不必要な痛み

 

椅子から立ち上がることは、生活の中で、
ほぼ【無意識】に行われる動作の一つです。

でも、

あることをきっかけに、
その「立ち上がり」で痛みを
感じでしまうと、

その痛みを感じないように、
その時できる何かしらの
戦略をとるようになるでしょう。

例えば、

1.膝に手をつく

2.椅子のひじ掛けや座面に手をつく

3.後ろに壁があるときは、
  壁に手をつく

など

そのようなパターンを繰り返していると
ある弊害が起こることが推測されます。

その一つが筋力の低下。

ご存じのように、
椅子から立ち上がる時には、
下肢、体幹を重力に抗して
伸展する力が要求されます。

それが一番要求されるのは、
臀部が座面から離れる瞬間です。

その時、

1.膝に手をつく

2.椅子のひじ掛けや座面に手をつく

3.後ろの壁があるときは、
壁に手をつく などの

パターンを不必要に使うと、
下肢、体幹が重力に抗して働く役割が
少なくてすみます。

それを一日に何回も行うので、
筋活動に及ぼす影響の差は、
時間とともに大きくなって
いくでしょう。

 

◇腰椎前彎をつくる方法

 

この情報をもとに指導してみようとすると
腰椎の伸展可動域に制限があり望む結果が
出ないこともあるかと思います。

そこで、座位でできる腰椎の伸展を得る
方法を3つ紹介します。

1.ランバーロールを利用

2.骨盤の前傾後傾を繰り返す

3.両手を後頭部で組み背もたれに寄りかかる

という方法です。

では、

それぞれについて 簡単に 解説します。
(詳細は、実際に工夫していただければと思います。)

【1.ランバーロールを利用】

この方法は、以前、
『 座っているだけで腰椎モビライゼ―ション!』でも紹介しました。
タオルを利用する時のポイントは、

・丸めず

・折りたたむ

でしたね。

座位時間が長くなる方には、是非!!

【2.骨盤の前傾後傾を繰り返す】

これも、すでにご存じの方法かと思いますが、
それが実際どれだけ行われているかが
問題だと思います。

何かやるための決まりを作りたいですね。

・テレビを見ている時であれば、
コマーシャルになったら10回やる

・トイレから戻ってきたら10回やる

など。

その方の生活の中に、うまく
取り入れられるといいですね。

【3.両手を後頭部で組み背もたれに寄りかかる】

この運動は、
胸椎、胸郭の伸展をより
強調できる方法かと思います。

コツは、
肘の開き具合の調整です。

肘を開くと、胸部全面、大胸筋などの
緊張が強くなるので、胸椎への
伸展刺激は、やや減るでしょう。

肘を閉じ気味で行うと
腰椎と胸椎の伸展が得られ
やすいいでしょう。

 

◇運動指導でモチベーションを高めるコツ

 

以上のような運動を指導したとしても、
長続きしないこともあるかと思います。

「正しいことが伝わるのではなく
 感動したことが伝わる」

とも言われます。

やることは、
シンプルです。

変化や違いを実感してもらうことです。

1.いつもの方法で
椅子から立ち上がって頂く

2.上記の3つのエクササイズなど
ご本人の状態により、適した
エクササイズを一つ行う

3.再度、
腰椎の前彎を意識して
椅子から立ち上がって頂く

ここで、

多くの場合は、実感し、心が動くと思います。

初めに紹介した

「これだったら、できるね!」

「あっ!楽だね、こうしよう」

「こんなこと知らなかったわ!」

「こんなの初めて!」

「今度、試してみよう!」

など、

心が動く声を聴けると思います。

その時、

前述のように
定期的に実行できるように
支援していただければと思います。

上記のような自動運動が出来ないケースへの
徒手介入による対応の方法は、

 

こちら↓↓↓↓

https://iairjapan.jp/events/category/exp

でも、お伝えしております。

 

◇まとめ

 

椅子からの立ち上がりという
日常の何気ない動作。

この動作に痛みを感じ
不必要にその痛みが長引き
恐怖を感じ苦しんでいらっしゃる方は、
少なくなと思います。

「こんなこと知らなかったわ!」

というケースを減らしていくために
我々が持っている知識、情報を
一緒に広めていきましょう。

すべての人々の“ハッピー”のために。

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複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰

赤羽秀徳

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追伸

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