ADLを見守りから自立レベルになるために見逃せない『腹部の状態』

ADLを見守りから自立レベルになるために見逃せない『腹部の状態』

 

ハロー!

関東支部インストラクターの
OT・吉田頌平です。

ドローインを続けて行っても、
なかなか立位を安定して保持できない…
歩行が安定しない…
ADLが見守りレベルから変わらない…

実は、ドローインを頑張り続けても
体幹部の安定性は変わりません。

本日は、ADLに体幹機能を活かすポイントを
お伝えいたします。

 

腹部の状態を評価していますか?

仰臥位でのドローインによって
腹横筋の中・下部繊維を収縮する作用が
確認されています。(1
(中部繊維:胸郭 下端から腸骨稜上縁の範囲にある線維
下部繊維:腸骨稜上縁から恥骨結合までの範囲にある線維 (1
と定義されています)

身体支持を行う上で、重要な要素を持つのは
腹横筋のほかに
・脊柱を伸展位に保つ多裂筋
・胸郭の拡張
がありますね。

ですが、猫背姿勢や円背のように
長期間にわたって脊柱後弯を強めた姿勢が
続いていた方の場合、

座位よりも、立位で特に
多裂筋などの脊柱起立筋群の活動が抑制されやすく、(2

また前かがみ姿勢では、立位姿勢と比較して
深呼吸時の上位胸郭の動きが小さくなる (3
という特徴が出てきます。

割と腹部の筋群は活用されやすい状況にありますね。

さらに長期化すると、
腹横筋を始め、腹直筋や腹斜筋など、腹部筋群が硬く動きにくくなり
脊柱後弯を強める姿勢を取らざるを得ない状況に
なることがあります。

腹部の筋が動かず、伸張できない状態と
意図的に腹部の筋を収縮しておく状態では、
全く状態が異なります。

身体活動を行う上では、微細な筋活動が連続して求められるため
腹部筋群の伸縮が可能な状態を保つことは必須です。

つまり、ドローインによる腹横筋促通の前に
腹部筋群が伸縮できる状態を作ることが
非常に重要になります。

もし、表層部〜深部に存在する
腹部筋群が伸縮しやすい環境に整え、
腹横筋を始めとした姿勢制御に関わる
コアマッスルを促通するアプローチ法を
ご存知なければ、

下記講座をオススメいたします。

 

《 ADL時に体幹を使えるようになる3つのコア・アプローチ法    
【日 時】2018年9月8日 10時〜16時
会 場成増アクトホール 5F和室(東京都板橋区成増3-11-3)
講義内容

1. 体幹機能の不活性因子を改善する

○胸郭の軟部組織の滑走アプローチ  ○腹部ポンピングアプローチ
○大腰筋〜腸骨筋を含む体幹深部の軟部組織の滑走アプローチ

2. 体幹機能を活性化する

○Transversus abdominis muscle(TAM)促通テクニック

3. 活性化した動作時に使えるようにする

○運動療法

詳細は、こちら! 
https://iairjapan.jp/events/event/core_tokyo

そのほかの予定もご覧になりたいときは、
下記をご覧ください。

◆患者さんの問題点を解決する為の研修会

効率的にアプローチをするための触診 講習会

リハビリの臨床で結果が出せる上肢の評価と調整

最後までお読みいただきまして、
ありがとうございます!

 

参考文献

1) 森  奈津子 他.体幹運動による腹横筋の筋厚変化―上・中・下部線維別検討―.体力科学.2011.60(3). 319〜326.

2)  隈元 庸夫 他.立位と座位における屈曲弛緩現象の違い.理学療法科学.2014. 29(4).621–626.

3) 仲保 徹, 山本 澄子.脊柱後彎位が胸郭運動に与える影響─Slump SittingとStraight Sittingの比較から─.理学療法科学.2009.24(5).697–701.

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