モチベーションが上がらない理由

このコラムでは私が起業してからの経験談に時々触れてきました。

今は株式会社の代表をしながら、国際統合リハビリテーション協会の理事をしております。

10年勤めた病院を退職後、どのように生計を立ててきたか?

少しずつですが、その時々で得られた知識や経験をまとめてきています。

 

「起業とリハビリテーションは関係ないんじゃ?」

 

そうでもないです。

今や自費のリハビリ施設が増えており、療法士の働き方には多様性があります。

私自身、病院での仕事とは違う働き方をしたことで、より良く働く方法が少し分かるようになってきました。

どんな仕事でも共通している部分が見えてきたと言ってもいいです。

「自分の仕事を極める方法」とも言えるかもしれません。

 

本日のコラム

  • 仕事をする上でモチベーションが上がらない
  • 何だか毎日がつまらない
  • 何か楽しいことがしたい

そんなふうに感じている人に読んでほしい内容です。

 

私達の定年はいつ?

重いテーマですが、仕事をする上で未来の話も重要です。

もっと言えばあなたの人生設計です。

下のグラフは平均寿命についてのデータで、「2007年生まれの子達が100歳を超える割合」です。

何と2人に1人が107歳まで生きる試算です。

平均寿命ではないのですが、今10歳くらいの子達の2人に1人が100歳以上になる時代が来ます。

参照「LIFE SHIFT」:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著、池村千秋訳

 

今の平均寿命である80歳代の人は、1930年代に生まれた人たちです。

私達のセラピスト世代(20~50代)はその30年後に生まれていますので、平均寿命は80歳以上になるでしょう。

 

そこで次のステップ。

 

人生において仕事をしない時期

この先仕事をする期間は伸びていきますので、実は60とするのは現実的ではないです。

既に公務員の定年は65歳まで段階的に引き上げを開始していますし、年金の支給年齢も引き上げられています。

60歳で定年退職という時代は終わりました。

20代前半で療法士になった人は、40年以上仕事をする期間があるということです。

定年後の期間が延びることにも不安を感じます。

 

仕事をする上で技術より大切なもの

リハビリテーション職種にしろ公務員にしろ、何の仕事もそうですが技術は必要です。

技術があるからこそそれぞれの仕事が出来るのは分かります。

では仕事とは何のためにするのでしょうか?

リハビリテーションは何のために行われているのでしょうか?

 

WHO(世界保健機関)による定義 1981年

リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。

 

簡単に言うと

「困っている人を助ける」

ってことです。

 

真面目な話です。

この考え方はどんな仕事においても一緒です。

 

誰か困っている人、不満を抱えている人を助けることが仕事なのです。

  • お腹がすいた→飲食業
  • 住むところがない→建築業
  • オシャレになりたい→アパレル関係
  • 楽しく過ごしたい→エンターテインメント業
  • 元気になりたい→医療業

 

全ての仕事は、誰かの不満や不安、願望を解消するために存在しています。

人はその行為に対価として金銭を払うわけです。

 

マインドの存在

「困っている人の役に立ちたい」という思い(マインド)

マインドの上にスキル(技術・知識)があって、それを扱う(treat)ことで誰かの問題を解消する。

 

この順番を間違うと、仕事は苦痛になります。

マインドがない状態で仕事をするということは、「させられている」という感覚にしかならないからです。

だから敢えて自分に問わなければなりません。

 

「病気の患者さん、障害を持たれた方、高齢者を助けたいか?」

 

これに「Yes」と答えられるかが、この先長くなっていく仕事をする期間のモチベーションに繋がってきます。

「Yes」と答えられる人がIAIRには集まります。

 

どんな人を助けたいか?

私が独立を志した理由は、ある患者さんの一言でした。

40代で脳出血をされた方がリハビリ中に仰った言葉です。

 

「もっと早くから気をつけておけば良かった…」

 

この言葉で私は「予防」の分野で仕事をしようと決めたのです。

病気になる前の方の健康に寄与する仕事がしたい!と心から思いました。

 

だから、半年で体重が10kg落ちようが、周りから「あいつは病気になった」と言われようが、歯を食いしばってまだ見ぬ私を必要としている人のために、毎朝毎朝広告を配り続けられました。

 

このマインドが無ければきっと続いていません。

 

リハビリテーションという仕事を極める方法

疾病後の方、障害を持っておられる方を本気で助けたい!という思いを自分の中に育てることです。

この思いが強い人がきっと極められるはずです。

そうしないと気が済まないくらい本気で思っていれば、必ず成果は付いてきます。

 

是非、自分の中の思いを見つめる時間を作って下さい。

モチベーション?やる気が出ない?

それは居るべき場所を間違えているからかもしれません。

 

それでは最後まで読んでいただけて感謝です。

※今回のコラムは私個人の仕事に対する姿勢をお話しており、決して転職を煽るようなものではありません。あくまで仕事にやりがいを見つけるためのアドバイスに過ぎません。不快に感じられた方、個人の見解ということでご容赦ください。

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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会

理事 理学療法士 福留良尚

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福留 良尚

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国際統合リハビリテーション協会常任理事 IAIR九州専任講師 理学療法士 コンディショニングサロン仁愛クリニカルルーム代表 3児の父 
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