IAIR(国際統合リハビリテーション協会)
国際事業部より

 

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

私のコラムでは、
「海外のリハビリ事情」をテーマに
海外でも療法士として
活躍したいと思っている方、

海外から来られた患者さんとの対応に
困っている方へ
お届けして参ります。

 

【自己紹介】

初めてお会いする方も
いらっしゃると思いますので
簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は2012年に
作業療法士免許を取得し、
同年6月にカナダへ留学いたしました。

2012年11月より、
カナダのクリニックへ
1年間勤務したのちに帰国、

その後は急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックで
働いております。

現在は、
IAIR関東支部で
インストラクターを務める傍で

国際事業部を担当しており、
IAIRの国際化を推進しています。

 

【本日のテーマは?】

本日のテーマは、「認識」です。

先日、ある患者さんから
「たまたま隣に座った全然知らない人に、
『なんでリハビリ頑張んないの?もっとやんなきゃ!』
って待合室で言われて…もうアッタマきちゃって!」
との体験を教えていただきました。

この患者さんにアドバイスをされた方も
リハビリを受けるために来院されている方で、
いつも待合室で、いろんな方へアドバイスをされる様子を
何度も見てきました。

特に悪気があるわけではないんですが、
歯に衣着せぬストレートな物言いでアドバイスされるため
たまにイラっとされる方もいらっしゃるようでした。

そういえば、私も以前
「あなたの言葉は冷たい!キライ!」
と、利用者さんから言われ、
自分は何も悪いことをしたつもりがないので
何も言えなかった経験があります。

なぜ知らないうちに、患者さんや利用者さんに
嫌われたり、拒否されるようになるのか?
改めて過去の自分を客観的に考察してみました。

 

【嫌い/拒否が発生する理由?】

そもそも、嫌い/拒否といった気持ちが起こるのは
ナゼなんでしょうか?

「対人魅力」をキーワードに、
まずは嫌いだと思う気持ちが発生する心理的背景を考察します。

ある研究では、
現在あるいは過去において嫌いだと感じた
自分と同性の特定の人を1人思い浮かべ、
項8カテゴリー・74項目に及ぶ評価シートにて
自分に生じた嫌いだという気持ちについて、
その人をイメージして最も当てはまると思うものに
チェックを入れてもらったところ、

嫌い→嫉妬や自分との違い、
または傲慢と感じる話し方や
接し方が受け入れられない場合に発生することが多い、
という結果が得られたそうです。(1

では、拒否についてはどうでしょうか?
臨床現場でよく出くわすのは、
「患者さんから必要な情報が聞き出せない」
「なぜかプライベートなところを教えてくれない」
といった拒否だと思います。

個人が自分自身に関する情報を開示する条件を調査した
研究報告では、

「信頼感」や「自分と共通したもの」が相手にあった上で
趣味や好きなことはもちろん、
生活状況や現在の悩みなど、よりデリケートな情報を
共有できるようになる、と報告されています。(2

まとめると、
→「この人、自分を見下してるんじゃないか?」
→「この人は、自由に身体を動かせるし、なんかカッコいいから羨ましい…」
→「私とこの人は、まるで違う生き物みたい…自分が惨め」
のように、
患者さんの自尊心が損なわれるような応対だと受け止められると、
『あなたなんか、キライ!』となる傾向が強まり、

共通点信頼感を感じられなければ、
「私のことについて、とやかく聞かないで!」
と、拒否される傾向が強まることが考えられます。

 

【患者さんに嫌われることと、拒否されることの違い

医療分野や訪問分野のリハビリ現場では特に、
疾患や病気によって、これまでの自己イメージが
強制的に変えさせられる状況が発生しやすいです。

「障害の受容過程」に代表されるように、
疾患や病気を持つ自分自身を受け入れられず、
自暴自棄になる時期はあります。

その時に、いくら機能的に必要だからといって
歩行訓練を促そうと

なんの信頼関係もなく
共通点もない(と感じられる)療法士に、
「〇〇さん、歩くのを頑張んないと、
いつまでもお家に帰れませんよ」
と言われても、

『なんであなたにそんなこと言われなきゃいけないの??』
『なんかムカつくから、もうリハビリなんかやりたくない!』
と、心を閉ざされることになる可能性は十分にあります。

この療法士の発言には、
疾患・病気を持つ人」というイメージが先に立っており
「〇〇さん」という個人を見ていないところがあるため、

そもそも療法士と〇〇さんの間に
共通点や親近感が非常に少ない状況にあります。

先ほどの拒否のお話を考えると、
雑談や傾聴による
わかってくれていると感じられる安心感
を、患者さんが持てることが
非常に重要になってくると考えられます。

過去の私は、
ココができていなかったのかもしれません。

療法士自身の解釈を入れず、
患者さん自身の言葉を受け容れること。

全くその通りですが、
なかなかうまくいかないことでもありますよね。

 

【患者さんの主訴を把握してますか?

リハビリを続けていると、
いつの間にか、患者さんのDemandではなく
「アライメントを整えること」
という、セラピストのneedに沿って
目標がすり替わっていること、
ありませんか?

needも大切ですが、Demandにつながるが前提にあって
needは活きてきます。

最終的に、患者さんと目指すゴールはどこなのかを
明確にしていくためには、
常に患者さんの主訴を把握することは大切です。

なので、まずは相手の話を「傾聴」することが
重要になります。

評価は、患者さんの主訴をベースに
行なっていきます。

そして評価したポイントを抽出し、
相手に伝わるように即座に変換できることが
次に重要になってきます。

そのため、自分の話したいことを
瞬時に短くまとめる力が必要になってきます。

 

 

もし、臨床現場で
『目的の振り返り方がわからない…』
『いつの間にか、脱線しちゃう…』
『自分がどんな考えをしているのかが、わからない…』
『患者さんに、肝心なことをいつも聞きそびれてしまう…』
と、思われることがありましたら

相手の話を傾聴すること」と
自分の意見をまとめること
の2つをまず意識してみてはいかがでしょうか?

 

 

もし、それでも難しい…と感じられたときは
英会話のエッセンスを取り入れて、
話す練習をしてみませんか?

実は、英語は
「要点をまとめて、簡潔に話すこと」
に特化した言語なので、

自分が何を考えているのかを意識でき、
話の要点をシンプルにまとめながら話したり、
相手の話を聴くことができます。

私自身、カナダで英語で患者さんと話しているときは、
自分自身の態度や考え方を
冷静に観察できていたことを覚えています。

そのエッセンスを
普段の生活場面でも活かせるように
3つのポイントに落とし込んだものが、

療法士のための英会話講座【YES! プレセミナー】となっています。

この講座では、英語を活用いたしますが、
英会話が苦手な方でも
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《第14回目》
日時:2018年8月17日(金)20:00 ~ 21:00
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*参照資料

( 1 )  斎藤 明子.対人的嫌悪感情に対する社会心理学的研究.九州大学心理学研究.2003.4. 187-194.

( 2 )  田中 健史朗 他.類似性が自己開示へ与える影響―類似面の差異に着目して―.Japanese Journal of Counseling Science. 2013.46.197―206.

 

今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは
海外の療法士や患者さんと
交流できるようになるために

「海外のリハビリ事情」をテーマに
皆様にお届けできればと思います。

リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい!
と思われている方は、
ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部

吉田頌平

 

【P.S.】

【ミニコーナー「本日の英単語」】

旅先でも英語が使えるようになるための
「本日の英単語」コーナー!

まとめチャンネルを作成してます。

こちらから、ぜひご覧ください!

 

》》https://youtu.be/XsfR3TpJhg8

 

 

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