ありたい姿に向けて課題達成

学生さんと行う初めての統合と解釈(5)【臨床共育】(42)

前回、統合と解釈の流れがひと段落。実は統合と解釈の過程で、問題点の抽出と目標設定まで及んでいる場合があります。前回紹介した流れだと、実はそこまで言及していました。

そう、考察の流れの中にあった「主張」のことです。患者さん、クライエントさんの希望する「あるべき姿」が何で、そことのギャップをどう解決するのか? それこそが「問題点の抽出」につながるカギなのです。

 

リハビリプロセスを再確認

リハビリのプロセスから言えば……

1、医師からの指示。2、情報収集。3、統合と解釈・全体像の把握。4、問題点の抽出。5、目標設定・治療計画。6、リハビリの実施。7、全過程の評価。8、必要な項目の実施、修正。9、再計画と再実施。

という流れでしたね。

統合と解釈から、その方の真の課題を発見する……今回は「4、問題点の抽出」を考えていくパートです。

 

問題・課題の違いはわかってる??

まず前提として、問題と課題の違いは大丈夫でしょうか?

問題と課題

少し見辛いですね。
こちらでいかがでしょう?

問題解決課題達成

*もっと知りたい方はセルフマネジメント講座をご受講ください。

ありたい姿がどのラインにあって、そことのギャップがマイナスを補う(問題解決)のか、プラスに向かう(課題達成)のかで変わります。

 

問題・課題抽出のチェックリスト!

基本的にご本人からの聴取ですよね。すでに統合と解釈の際に組み込み済みとは思いますが、再確認も兼ねてリストアップしていきます。結構な数になるから覚悟してください!

問題・課題を見つけるポイント(本人、家族視点)

  • 日頃困っていることや不便と感じていることは?
  • 身の回りの生活場面から問題を洗い出したか?
  • 関係するすべての人からの不満や要求、要望は聴取したか?
  • 本人が将来こうしたい、ああしたいという姿やイメージがあるかを聴取したか?
  • 環境の変化に対してこのままでは対応できない問題点を洗い出したか?

問題・課題の評価をするポイント(医療者視点)

  • 問題、課題に取り組む必要性を評価したか?
  • ご本人の現状、リハビリチームの実力から評価したか?
  • 医師の処方内容と関係部門の意見をきき、本人の意志との整合性を評価したか?

取り組む必要性の明確化のポイント(医療者視点)

  • 事実、データから必要性がどの程度あるかを明確にしたか?
  • 現在までの状況や近い将来の見込みから、必要性がどの程度あるかを明確にしたか?
  • 関係者の要求、要望から、必要性がどの程度あるかを明確にしたか?

取り組む型の判定ポイント

  • 問題解決型なのか、課題達成型なのか、それらの性質、ねらいを考え判定したか?
  • 石橋を叩いて渡らないリスクについて検討したか?

そろそろやめておきますか。

 

いずれにせよ「何について、どういう状態にしたいのか」という主張をするに至った考察の裏付けとなる評価のポイントがこれらなのです。

 

でも結局は「ICF」ですよね!

でも、結局は「ICF」なんです。基本的にポジティブに解釈し、ご本人の健康で幸福な生活を支援する為の手段を共に考えていく過程がリハビリです。

最終的には「課題達成型」の方向に進んでいくことになります。

ありたい姿に向けて課題達成

活動のしている活動から参加につなぐ事がポイントになります。

どのような形であれ、その方が孤立することの無いように考えていくことが支援の全てですよね。

 

問題解決と課題達成をどう可視化する?

今回も文章が多くて、論点を見失った方もいるのでしょうか?

問題点の抽出」でしたね。
(そもそも問題点と限定している時点でバカじゃないの?って思いますが……)

今回もSMS「Box16」を使ってみましょう!(SMSダウンロードはコチラ

問題・課題の可視化

今回は3本の横線を入れました。赤が標準ライン。青が課題ライン。緑が問題ラインです。

  1. 同じラインを引いたSMS「Box16」を準備します。
  2. 統合と解釈から出て来た問題・課題を、フジカル、メンタル、環境、その他に分ける。
  3. 分けられた情報を、課題-標準-問題のいずれかに当たるかを分ける。
  4. 課題、問題を更に大小で分ける。

*情報を付箋紙に書くと思考中に貼り替えてBoxを移動できます。

 

真の課題は?

可視化された事で、真の課題は見えて来たでしょうか?

そして、どの辺りからアプローチしたらいいか……どんな優先順位があるか……まだまだ考える事がありそうですね。

ですが、優先順位については次回に持ち越しとしますね。

今回は、まず問題と課題の可視化までしてみましょう!

次回「優先順位のつけ方」編をお楽しみに!

 

IAIR副会長齋藤信
IAIR 副会長 齋藤 信

 

 

問題点を可視化しても、解決手段がなければ絵に描いた餅!

これまで分析や考え方の話をしてきましたが……

いくら評価できても、評価とアプローチをセットで行わないと、検証できません!

あなたが確実に結果の出るテクニックを手に入れるチャンスは、以下のリンクで紹介しています。

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追伸:SMSはこちらからダウンロードできます!

この齋藤式マネジメントシート(SMS)「Box16」をダウンロードして使ってみたいと言う方はコチラのフォームからダウンロードリンクを手に入れてください。
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学生さんと行う初めての統合と解釈シリーズ

統合と解釈

次回からも、色々と使い方を紹介します。お楽しみに!

 

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