「〇○年間 ヘルニア を持っている方」に是非知ってほしい3つのコト No159

椎間板ヘルニア

「ヘルニアを持っているから痛みがあるんです」

ということ発言を聞くとが度々あります。

あるタレントさんも、テレビ番組で
そのように発言していました。

・・・

・・

あなたは、いかがですか?

臨床では患者さん利用者さんから
そのような発言を聞くとは
ありませんか?

私生活ではいかがですか?

友人や知人から
そのような発言を聞くとは
ありませんか?

その方は、
その発言をする時に
安心されていますか?

***

ということで、今回は、
腰椎椎間板ヘルニアについて
是非、知っておいてほしい情報を
3つお届けします。

◇椎間板ヘルニアと痛みは関係ないことが多い

このことは、以前もお伝えしてきました。

関連記事: MRI上椎間板ヘルニアがあっても 痛みが無い人も多い!!

そのコラムでもお伝えしましたが、
是非、暗記しておきたいのが、
【腰椎椎間板ヘルニアの診断基準】
ですね。

では、確認しておきましょう!

・・・・

・・・

・・

1:腰・(  )痛を有する(主に片側、ないしは片側優位)

2:(  )時も症状を有する 

3:SLRテストは70°以下陽性
  (但し高齢者では絶対条件ではない)

4:MRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ、
  脊柱管狭窄所見を合併していない

5:症状と画像所見とが一致する

とガイドラインに記されています。

といきなり、
穴埋め問題にしてしまいましたが、

1:腰・(  )痛を有する(主に片側、ないしは片側優位)

2:(  )時も症状を有する 

の二か所、わかりますか?

・・・・

・・・

・・

1は、 下肢

2は、 安静

です。

***

ということで、

「ヘルニアを持っているから痛みがあるんです」

という方が、

下肢痛があり、
安静時も症状がある、など
上記の診断にあてはまれば
その発言、その解釈は正しいのですが、

当てはまらない時には、
不必要な、不適切な解釈
していることになります。

では、今回はさらに二つ
別のキーワードからみていきましょう。

◇ノーシーボ

その一つ目は、ノーシーボ。

医療機関を受診し、
画像検査の結果から、
「あなたの痛みは、このヘルニアによるものです」

「ここが神経を押していて、痛みが出ています」

等と、

診断基準に当てはまっていないのに、
画像検査のみの結果から説明されると
その後、痛みを感じた時には、

「今感じている痛みは、椎間板ヘルニアのためだ」

と解釈し、痛みを長引かせていしまいます。

これは、

プラシーボ効果の逆で、ノーシーボ効果と
言われるものです。

ご存じのように、
「治る思えは、治る」がプラシーボ効果
ですが、

その逆で、

「痛くなると思えば、痛くなる」のがノーシーボ効果です。

***

「ヘルニアがあるから痛くなる、と思えば痛くなる」

という感じです。

似たような発言で

「季節の変わり目だから」

「台風が来ているから…」

「来週から寒くなるから…」

という発言を聞くこともあるかと思います。

確かに、気圧や気温の影響は、
カラダに影響を及ぼしますが、
どのように「解釈」しているかで、
その影響もだいぶ変わってくるでしょう。

過去の経験から、
そのような発言になっているとは思いますが、
本人は、正しい知識・情報を知らないだけ
かもしれません。

プラシーボ効果の反対の
ノーシーボ効果というものがあり、
それが、痛みの慢性化、難治化に
つながってりいることを知ったら

きっと

解釈、発言も変わってくることでしょう。

◇ペインマトリックス

そして、最後3つ目に
お届けしたいのは、

「ペインマトリックス」についてです。

ご存じですか?

「ペインマトリックス」

簡単に表現すると
脳の痛みを感じる仕組みに関連する領域。

そこの働きが強くなると
痛みが強くなり、

逆に、

働きが弱くなると
痛みが軽くなる

という性質があるとされています。

その領域は、痛みに関連した

言葉

・画像

・イメージ

・記憶

・予想

・共感

などに
反応するようです。

***

先にあげた、

・「季節の変わり目だから」

・「台風が来ているから…」

・「来週から寒くなるから…」

というのが、まさに
当てはまりますね。

その他、

・コルセットを不必要に使う

・予防的に湿布を使う 

・自分の腰痛の原因を探る時間が多い

・痛みに関連した口癖

・挨拶のときに痛みの話題が多い

そして、
今回の最初の話題にあげた
「あなたの腰痛は、このヘルニアのためです」などの

・医療従事者からの説明

など、

これらが、ペインマトリックの
働きを強くし、
痛みが強くなってしまうのです。

我々が発する情報には、十分注意していきたいですね。

◇まとめ

以上腰椎椎間板ヘルニアについて
是非、知っておいてほしい情報として、

・椎間板ヘルニアと痛みの関連 

・ノーシーボ

・ペインマトリックス

の3つについて、
簡単に説明してきました。

お気づきのように、
それそれは、独立したものではなく
お互いに関連していますね。

そして、

カギになっているのが、

医療従事者の
説明の仕方

つまり、

・情報

になってきます。

そういう意味でも

患者さんの痛みがなかなか軽減しない
快方に向かわないときに、
確認するべきことは、
どんな

・情報

が伝わっていて、

それを、患者さん利用者さんが

どのように解釈し、
どんな思い込みをしているこを
傾聴して、理解し、

・椎間板ヘルニアと痛みの関連 

・ノーシーボ

・ペインマトリックス

などの知識・情報を
お伝えしていただければ、
患者さん、利用者さんの

言葉や行動の選択も変わってくると期待しています。

是非!

すべての人々の“ハッピー”のために。

参考書籍:
日本整形外科学会 日本脊椎脊髄病学会 監修
「腰椎椎間板ヘルニア 診療ガイドライン」
改訂第2版 南江堂

***

複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰

赤羽秀徳

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