リハビリの臨床に使われる課題整理ツールとしてICIDH(国際障害分類)からICF(国際生活機能分類)に変わって、もう10数年が経ちます。

 

しかし、未だにICFがうまく書けない・・・と
お悩みの方は意外と多いのではないでしょうか?

 

それもそのはず。

その理由の1つは、その分類コードの多さ。
もしかしたら「分類コードって何??」という方もいるかもしれません。

医療のみならず生活機能全般を網羅するために作られた分類ですから
そのようになっているのも無理はありません。

しかし、このまま臨床活用しようと思うと
カバー範囲が広いがゆえに「使いこなせない・・」という事態が起こります。

 

そんなICF ですが、うまく使うと患者さまの問題点を整理し
自身の立てるリハビリ計画が筋の通ったもの(ロジカルにつながる)となり
他職種に伝えたり、自分が後から見返しても思い出せるものとなります。

 

今日は、そんなポイントをお伝えしようと思います。

まず、ICF を活用するにあたり、重要な「前提」があります。

それは、「ICFとは、書くものではなく活用するもの」であるということです。

これを聞いても「え??」となる思いますので
どういうことかと言いますと

少し質問です。

あなたは、ICFを正しく書けるようになりたいですか?
それとも、患者さまが良くなる方に導けるICFの使い方をマスターしたいですか?

ここから先は、後者に「YES」を出した皆様に読んでいただけると
お役に立てるかと思います。
前者の方は、分厚いあの赤い書籍を当たってください。

では、1つ目の前提と合わせて3つの前提をお伝えしておきます。

1.ICFは、正しく書くものではなく活用するもの
2.ICFには、現在のことを書く
3.リハビリに活かすには、未来視点(ゴール)を入れる

です。

ここで、ICFそのものの目的をご紹介しますね。
ICFの目的とは、“生きることの全体像を示す共通言語”として(関連職種が)使う、
つまり健康の構成要素を分類すること。
そこで、分類コードがあるのですが、
合計で、30章に分かれていて、そこからさらに細分化されています。

これを全て覚えて使うのは、現実的ではありません。

 

しかし、ICFにはものすごいメリットがあります。
それは、全体が一望できるところ。

その人がどんな個人環境因子を持ち、健康状態や心身機能構造、活動や参加の状態がたった一枚にまとまる。こんな便利な地図はありません。

しかしその便利さがなかなか発揮されていない・・・
のが現状ではないでしょうか?

3度の飯よりICFが好き!得意!って方は、なかなかいないのではないでしょうか。

そんなICF、たった1つの視点を盛り込むだけで
ガラリと「使える!」ツールに変貌します。

そのポイントをお伝えします。

1つ目。これが最大のポイントです。

「ゴールをおく」。

2つ目。
「事実(現在)をおく」
意外と、過去のことや希望などが混在してる方がいます。

3つ目。
ゴールに対して、プラスに影響する事実と
マイナスに影響する事実の両方を書く

です。

ゴールを置くためには、患者さま家族さまのニード(希望)=なりたい状態を聞く必要があります。

そして、そのゴールを達成するために関係のある事項に絞って
各要素を埋めていく。
活動は、よくしられていますが「できる」と「している」に分けるのもいいですね。

その際に上記の3つのポイントを守ってください。

ゴールを書く。現在の事実を書く。+とーをつける。

それから、統合と解釈という順番で考えていくと
ICFと解釈がバッチリシンクロしていきます。
つまり、論理的なつながりを生み出すことができます。

ぜひ、今回あげたICFの「前提」と、リハビリで活用するための「ポイント」

試してみてくださいね。

「書き方」よりも「使い方」。

ご参考までに。

それでは!
吉田ひとみでした。

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