行動変容のカギは?【国際事業部 Step.34】

IAIR(国際統合リハビリテーション協会)
国際事業部より

 

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

私のコラムでは、
「海外のリハビリ事情」をテーマに
海外でも療法士として
活躍したいと思っている方、

海外から来られた患者さんとの対応に
困っている方へ
お届けして参ります。

 

【自己紹介】

初めてお会いする方も
いらっしゃると思いますので
簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は2012年に
作業療法士免許を取得し、
同年6月にカナダへ留学いたしました。

2012年11月より、
カナダのクリニックへ
1年間勤務したのちに帰国、

その後は急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックで
働いております。

現在は、
IAIR関東支部で
インストラクターを務める傍で

国際事業部を担当しており、
IAIRの国際化を推進しています。

 

【本日のテーマは?】

今回も、IAIR国際事業部のツイッターから
ほぼ毎日発信している文献の中でニュース
気になったものをピックアップしていきます。

本日のテーマは、
「促通」です。

PNFやボバースなど、神経筋に対する促通法はありますが
行動を促通する方法って、あまり聞きませんよね。

新たな生活習慣を獲得するには
平均して66日〜3ヶ月かかる(1 との報告がありますが

行動は、神経筋・関節の動きだけでなく
その動きを行うための身体認知、感情、思考、
取り組もうとしている作業の手順や個人的な意味によって
複雑に変化しうるものでありますし、

そもそも作業にどんな意味を持つのか、というのは
個人の価値観が変われば、作業の意味も随時変わります。

今回は、臨床現場で実際に伺った
『洗濯をすること』を例に
行動の変化と促通について考えてみます。

 

【『洗濯すること』で達成したいことは?】

「洗濯をすること」を例にあげると、

仕事が終わった平日の夜では「めんどくさい家事」
何も予定がない休日の朝では「気持ちよく布団を干したい」
という意味を、それぞれの場面で持つかもしれません。

以前、凍結肩と診断されて数年経過した利用者さん2名が
クリニックに来院された時、

Aさん(仮名)は
「めんどくさい家事を毎日しなくちゃいけないけど、
 肩が痛くて、もう嫌になっちゃうのよ…」
と、お話されている一方

Nさん(仮名)は
「家族が、できるだけ気持ちよく寝られるように
 布団をテキパキ干せるようになりたい…」
と、お話されていました。

「洗濯をすること」の意味や価値が
ずいぶん違いますよね。

そして、その作業に対する意味や価値によって
私が考えついた提案した改善策も異なりました。

「肩の痛みによって、もともと好きではなかった家事に
さらに気苦労を重ねて行わければならない」と思われていたAさんには

『肩の挙上機能の改善を図る』ことのほかに、

『乾燥機付き洗濯機に買い換える』
『1回に洗濯する量を減らして、洗濯物を干す位置を低くする』
『タコ足型ハンガーを床に置いた状態で、まず洗濯物を引っ掛け
 そのあとに低い物干し竿にかける』
を提案し、

「家族が気持ちよく寝られる環境を整えてあげたい」
と思われていたNさんには

『布団を持ち上げられるくらいに
肩・肩甲骨の安定性を改善する』ことのほかに、

『折りたたみベッドに変える』
『シーツを吸水性・通気性に優れたものに変える』
『中綿が化学繊維でできた軽いタイプの布団に変える』
を提案しました。

 

【根底にあるものは何?】

これらの提案をしてみて、
お二人からどんなリアクションが返ってきたかというと…

「そうよねぇ…」
「そういうやり方もあるんだけどね…」
と、お二人とも渋い顔をされました。

求めているものとは違う雰囲気でした…

もしかしたら、AさんNさんが大切にしたいと思っていたのは
人と肩がぶつかるのを怖がらずに、遊びに出かけたい…
家族に迷惑をかけたくない…
という自分自身のセルフイメージや家族、友人や知人との関係に
関わるところだったかもしれません。

それが、たまたま苦痛に感じていた
「洗濯をすること」という作業を通して
不満が爆発しただけだったのかなと、
今になって考えられることです。

 

【自分について考える時間はありますか?】

利用者さんは、
いったい何に重要な価値や意味を感じているのか?

質的な概念で、数値化しづらい部分ではありますが、

利用者さん・療法士がそれぞれ確認することを含めて
リハビリテーション、が成立するのではないでしょうか。

障害受容の過程を覚えていますか?
身体に変化があった時、まずその現実を受け入れられず
過去の自分と比較して落ち込む時期がありませんでしたか?

意外と、自分が見えていないことに気づいていない時も
あるんです。

だからこそ、
利用者さんとの会話が大切なのです!

 

もし、そもそも話を聴くのが苦手…と思われている方は
英語から聴く練習をしてみるのはいかがでしょうか?

実は、英語は
「要点をまとめて、簡潔に話すこと」
に特化した言語なので、

どこを意識しながら話を聞いたらいいのか、
どんな聴き方がいいのかを学ぶエッセンスが詰まっています。

そのエッセンスを
普段の生活場面でも活かせるように
3つのポイントに落とし込んだものが、

療法士のための英会話講座【YES! プレセミナー】となっています。

この講座では、英語を活用いたしますが、
英会話が苦手な方でも
楽しく学べる内容となっておりますので、
ぜひ、ご検討ください。

***********************************************
療法士のための英会話講座【YES!】
》》》https://iairjapan.jp/yes
(本講座は、対面式オンラインセミナーです。)

《 プログラム一覧 》

YES!プレセミナー
【 内 容 】
・英会話をマスターするための《3つのルール》
・勉強のための英語を、話すための英語に変える方法
・高速でリスニング↔︎翻訳できるマインド養成法
・考えたことを、英語でシンプルに伝える

【 開 催 日 時 】
《第7回目》
日時:2018年5月4日(金)20:00 ~ 21:00
《第8回目》
日時:2018年5月18日(金)20:00 ~ 21:00
《第9回目》
日時:2018年6月8日(金)20:00 ~ 21:00
《第10回目》
日時:2018年6月22日(金)20:00 ~ 21:00
《第11回目》
日時:2018年7月6日(金)20:00 ~ 21:00
《第12回目》
日時:2018年7月20日(金)20:00 ~ 21:00

【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】

 

YES!スタートアップコース
【IAIR会員様 限定】


【 内 容 】

・実は一般的なよりも専門的な内容の方が
英会話を習得しやすい理由
・英訳論文を「読む」のではなく
「謎解きゲーム」に変えるエクササイズ
・内容を噛み砕くための
「音読・音聴」トレーニング
・自分が知りたい分野を開拓するための
「抽出」トレーニング
・英語で意見交換できるようになるための
「会話」トレーニング

【 開 催 日 時 】

《第3回コース:全4回》
日時:
2018年4月6日(金)20:00 ~ 21:00
2018年4月13日(金)20:00~21:00
2018年4月20日(金)20:00~21:00
2018年4月27日(金)20:00~21:00

【YES!スタートアップコースへのお申し込みは、こちら】

************************************************

 

 

*参考・引用資料

(1)   経皮的電気刺激による慢性腰痛への効果:
Benjamin Gardner et al.Making health habitual: the psychology of ‘habit-formation’ and general practice

.Br J Gen Pract. 2012.62(605). 664–666.

今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは
海外の療法士や患者さんと
交流できるようになるために

「海外のリハビリ事情」をテーマに
皆様にお届けできればと思います。

リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい!
と思われている方は、
ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部

吉田頌平

 

【P.S.】

【ミニコーナー「本日の英単語」】

旅先でも英語が使えるようになるための
「本日の英単語」コーナー!

まとめチャンネルを作成してます。

こちらから、ぜひご覧ください!

 

》》https://youtu.be/XsfR3TpJhg8

 

 

Scroll to top