療法士の向上

これまで2週にわたり、IAIRの理念である「夢の探求・学問の探究」について話してきた。夢は誰でもみることはできる。誰に迷惑をかけるものではない。だが、夢を実行に移そうとすればそこに責任が生まれる。最も身近で今すぐできる事、自分との約束を守ること。その責任を果たし続けることで夢は志となる。それが夢の探求。そして学問の探究とは、あらゆる情報を知り、それを理解し、十分に咀嚼し、臨床で行う為に必要な事を提案できるまで探究していくことである。今回は理念をふまえ、どう一歩踏み出すのかについて話し、2017年度最後のメッセージとしよう。

 

療法士の向上は「原点」を常に意識しているかどうかで決まる!

引っ張るまでもなく、夢の探求の最に話した「原点」があなた自身の、療法士としての向上を左右する。
改めて質問させてもらおう。「あなたは何故療法士という道を選んだのか?」あなたの原点をすぐに語れるだろうか?
「療法士に救われた」体験をした人も多いだろう。だが「なんとなく」、筆者のように「選択肢がなくて」、療法士の道に進んだと言う人もいるだろう。不安になることはない。「なんとなく」や「選択肢がない」だけでは臨床実習を乗り切ることはできないし、国家試験に受かるだけの勉強もできない。
原点とは、そんな表面的なものではない。もっと心の奥底で常に灯り続けるかがり火として静かに燃え続けている何かなのだ。それを意識しているかどうか、なのだ。

 

原点……それは原体験

夢の探求の際に、原点は行動原理であり、無意識に他人に影響を与える発信をしてしまうもの、と伝えた。その際には「原点を思い出せ」とまでしか言っておらず、もう一歩踏み込まずに終えていた。改めて2018年3月31日である、今日この時に考えて欲しい。「思い出した原点が原点となった体験とは何だったのか?」
原点となるからには、体験が伴っている。それは誰かとの会話かもしれないし、憧れるきっかけになった事かもしれない。少なくとも、何かに感情が揺さぶられたはずだ。あなたの感情を動かしたモノとは一体何だったのか? どんな体験だったのか?

 

療法士の向上とは何か?

思い出せず、あるいは記憶に蓋をしている事なのかもしれない。それでも、そこに向き合った時、あなたは初めて一歩進む事ができる。あなたが勇気を出した結果かもしれない。あなたが決断をした結果かもしれない。それは人としての成長であり、療法士の向上よりも更に先の成長をすることなのだ。
では、療法士としての成長、あるいは成功とは何か、だ。実はここで再び「原点」がでてくる。いや「原体験」と言い直そう。原体験は大きく2つの方向性を持つ。「感動体験」と「問題直面」だ。感動体験からの成功はシンプルな事が多い。「感動を再現する」こと。IAIRを例にすれば「IAIRで学ぶことで成長できた」という実感が得られた感動を再現したいと思った人がインストラクターになっている。逆に「問題直面」は文字通り問題に直面し、その状況にNOと言うことにある。筆者がIAIRで様々な考え方を提案する背景には「医療の常識は非常識と知らずに働く人たちが、後輩にパワハラをして潰していくのは良くない!そんな教育はNOだ!」という想いから臨床「共育」という考え方を打ち出した。もちろん筆者自身が実習中の体験や、臨床3年目までのブラックホスピタルで働いた経験に起因している。
療法士としての向上や成功は人それぞれだが、実際には原点は先の2つに集約されることがほとんどだ。
改めて「何故療法士になりたいと思ったのか?」そして「療法士として世の中に何を提案したいのか?」を言語化することをお勧めする。

 

IAIRの理念の先にあるもの

さて、IAIRの理念に戻ろう。「夢の探求・学問の探究」は2週……いや今回を含めれば3週に渡ってお伝えしても、まだまだ語り足りないものがある。だが、実際に行う行動はシンプルだ。

自分は……

  • どんな技術を持っているのか?
  • どんな人間なのか?
  • 何ができるのか?(どのように人に貢献できるのか?)

を理解すること。

自分を知ることである。

どこまで行っても、自分を知ること。それを突き詰めていくことで、人に、社会に貢献できる療法士となっていく。

2017年度最後のメッセージ……長々話をさせていただいたが、一言でまとめよう。

自分を知る

くどいと言われても「自分を知る

常に意識していこう。

IAIR副会長齋藤信
IAIR副会長 作業療法士 齋藤 信

追伸1:IAIR会員更新は今日まで!

IAIR29年度会員の皆さん、更新が未だというなら、いますぐ手続きをしよう!
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追伸2:患者に提案するプロセスのひとつが技術を学ぶ事

前回もお伝えしましたが、療法士の業界で発言力を高めるには、一定の技術力に裏打ちされた自信です。
そして何より、全身を一通り評価できる事で、患者さんやクライエントさんに提案できることが明確になります。結果として関係性を高めていく事が可能になります。

技術研修を通じて、あなたの全人的成長を促すことができるプログラム。それがIAIR認定講座です。

まずは手数が欲しい、そんな入り口でも構いません。出口に到達し過去を振り返った時、過去受講するかどうかで悩んでいた自分にこう、声をかけたくなりますよ。

「まずは1つでいいから受講してみなよ」ってね。

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追伸3:相手の物語りを引き出し、提案する為の方法!

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