PTの強みは、動作分析ができること??
養成校時代に、
PTの強みは、動作分析がきちんとできて、
そこから原因に対して、アプローチできること。
と教えてもらいました。
ただ、何度も言いますが、めちゃくちゃ苦手意識がありました。
なんで、苦手か。
基礎の知識がない。。。というか、うまく使いこなせていないからです。
どんなスポーツをやるにしても、基礎練習ってありますよね?
野球だったら、キャッチボール。
サッカーやバスケだったら、パス。
これが、ちゃんと出来るからプレーができるようになります。
だから、抑えるところを抑えることができてたら、
苦手意識を持つことはないんですね。
セミナーでもよくお話することではありますが、
難しいのではなく、”慣れていないだけ”ということです。
動作分析における基礎知識
先週のコラムでも、
お伝えしたことではありますが、
基礎知識第一位は、
「重心の位置と支持基底面」を見る。
(引用文献:結果の出せる整形外科理学療法−運動連鎖から全身をみる MEDICAL VIEW社)
です。
どこが支持面(ベッド、座面、床)となっているか。
その時(静止時、動作時)の重心の位置がどこにあるのか。
これが、矢状面、前額面からで、
3D的イメージで見れるようになることで、
ある程度の動作が見えてきます。
基本的に、重心(身体重心からの垂線の位置)が支持基底面にあることで、
安定していると言われます。
ただ、ずっとじーっと安定しているわけにはいかないので、
歩いたり、走ったりするときには、
重心を支持基底面から外さないいけません。
立位バランスが低下している方に多く見られるような、
ワイドベース歩行(支持基底面内で重心の移動を行う)というものもあります。
と基本はそのくらいにしておいて、
タイトルにもありました、「すぐできる練習法」についてです。
動作分析の練習って??
答えは、
動作介助をする。
です。
ねっ、簡単でしょ!!
って、普段からやっていることだと思います。
介助をした時に、動きの邪魔をしちゃう時ってありませんか?
無駄な力を入れさせたり、緊張させちゃったり、
はたまた、自分自身がガッチガチになっちゃったり。。。
僕が一年目の時に担当していた方(大柄な男性で、左片麻痺でブルンストロームステージはⅢ程度)の歩行練習で、
全く歩いてもらうことができなかったのですが、先輩が「どれっ、変わってみて。」
と、プラットフォームからの横に座って、
手をかけて立ち上がった瞬間から、違うんですよねー。そばで見てて、
「あっ、歩けそう。」
って、感じがしたし、実際にリハ室内を患者さん本人もびっくりしながら歩いちゃったんですよね。その時に、この動作分析の重要性を痛感した瞬間でもありました。(遅いっ!!!!)
って、だから何だってことになりますが、
動作を邪魔しないで介助するためには、
「支持基底面と重心の位置と移動」を、セラピスト側で感じて誘導してあげると動きはスムーズに行える。
ってことです。
すぐに患者さんに行うこともありかもしれませんが、
まずは同僚の歩行介助で試してみるといいと思います。
骨盤帯か肩甲帯周囲に両手をかけて、
相手が邪魔に感じないように、介助する。
(ある程度、突飛な動きをしないことを前提にですよ)
でも、これがかなり難しい。
相手の支持面と重心の位置、移動を捉えないとついていけないので、
邪魔しちゃうんです。
このように、動作分析に時に必要な要素を、
自分の手を通しての体感することが出来ます。
こういった視点でも、
動作分析に関しての学びを深めることが出来ます。
日々の何気ない積み重ねが必ず行きてきます。
是非、現場でトライしてみてくださいね。
動作分析が苦手だ。
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動作分析を自信を持って行えるようになるには、
多くの失敗体験も必要です。
積み重ねていきましょう!
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。
write by 渡邉 哲
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