疼痛

From: ILPT主宰 赤羽秀徳

「有酸素運動」

一般の方にもよく知られている
運動方法だと思います。

代表的には、

屋外では、
・自転車(サイクリング)
・ウォーキング
・ジョギング

など

室内では、
・エルゴメータ
・トレッドミル
・水中歩行
・水泳

など

があげられます。

 

◆ 有酸素運動の目的は?

 

あなたが、利用さん 患者さんなに
有酸素運動をして頂くとき
どんな目的でおすすめしていますか?

・・

・・

・・

いかがでしょうか?

・・

・・

・・

一般的には、

・体脂肪の燃焼

・血中脂肪の減少

・血糖値の減少 

・血流の改善

・心肺機能の維持・向上

・筋持久力の維持・向上

・疲労回復

・ストレス軽減

・自律神経の調整

などが

あげられるかと思います。

 

◆疼痛管理の手段として

 

実は、

近年の研究により

有酸素運動には、

・内因性の鎮痛の作動効果

が期待できることが
分かってきました1)。

英語でいうと

【 EIH 】

と言われています。

【 EIH 】は、

Execise-induced hypoalgesia

の略です。

<induced>は、
「 ~によって引き起こされる」
という意味で、

<hypo>は、hyper の反対
「下へ、低いという意味の接頭語」

<algesia>は、
「痛覚」です。

 

◆内因性の鎮痛機構とは…

 

先の内因性鎮痛機構を
もう少し解説しましょう。

主には、二つあります。

* *

・内因性オピオイドの分泌

・下降性疼痛抑制系の賦活

* *

があります。

・オピオイドは、
脳内の麻薬様物質ですね。

・下降性疼痛抑制系は、

文字通り、脳から下降性に
疼痛を抑える機能のことで、

最近では、脳内の報酬系である
ドパミン神経系(側坐核)の
活性化を介したものも
証明されているようです。

 

◆慢性痛に対して

 

振り返ってみると

痛みが長引く方と
改善が早い方の違いに
有酸素運動を行っているか
いないかの差があるかもしれません。

例えば、

サラリーマンの方で、

腰痛があるけれど、
大きな支障はないので
毎朝通勤時に
20分ほど歩くようにしている方

腰痛があるので、
大きな支障はないけれど
完全に痛みが無くなってから
ウォーキングを開始しようとしている方

つまり、

・痛みを治すために動くのか

・痛みが治ったら動くのか

の違い。

 

◆言葉による情報の大切さ

 

そのような違いを生むのは、

医療従事者からの
一言の情報が要因になっていることが
少なくありません。

医療従事者が

・「無理しないで下さいね」

・「しばらく安静にしましょう」

というのか、

・「無理しない範囲で動いていいですよ」

・「できる活動は続けていきましょう」

の違い。

初めは少しの差かもしれませんが、
それが、積み重なっていくと
数日、数週間、数か月ごには、
大きな違いになっていきます。

 

◆有酸素運動の強度

 

この情報をもとに、
実際導入しようとすると
強度のことが心配になるかと思います。

しかし、<低強度>であっても

疼痛管理の手段としては、
効果が示されているようです。

 

◆嫌いな人には、ご注意を

 

とはいっても、

全員が有酸素運動を好む
わけではないと思います。

そこは、本人の意見を聞きながら
本人が納得できる疼痛管理方法を
行っていただければと思います。

・セラピストがやりたいこと 

ではなく

・患者さん、利用者さんが望んでいることを

大切にして頂けらばと思います。

好みでは無いことを強要すると
ストレスが増えていまいますので。

シンプルですが、大切な観点です。

ILPT腰痛治療セミナーでは、
効果的に痛みを鎮めるための
多くの情報をお伝えしております。

すべての人々の“ハッピー”のために。

複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰

赤羽秀徳

文献:
1)松原貴子:運動による疼痛制御の神経メカニズム.ペインクリニック35:1655-1661,2014

追伸1

有酸素運動には、その他にも
様々な効果が報告されています。

次回、一緒に学んでいきましょう!

追伸2

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