ROM制限の原因を推測するために必要な3つのこと。

ROM-exを行う前に、抑えておくべきこと

ROM制限は、
臨床の現場で最も多い基本動作やADLにおける制限因子になるかと思います。

 

以前、ROM-exを行う上で基礎となる3つの知識とテクニックというタイトルで、
コラムを書かせて頂きました。

 

重複すると事ではありますが、

今回は、ROM制限の原因を推測するために必要なことを、

考えてみたいと思います。

ROMの制限因子は??

これは、主に3つですね。

 

1、骨性の制限
2、関節構造体(関節包、靭帯)の制限
3、筋や皮膚など軟部組織の制限

 

この3つをベースに考えていきます。

 

これらをどのようにして判別していくかが大事になりますね。

 

結論からいうと、3つのポイントがあります。

 

まず一つ目。
これは、触る前の段階で大事なことです。

【セラピスト自身の身体をリラックスさせておく】

セラピスト自身の身体や気持ちが、
緊張状態であったら、相手の反応などを感じ取れるでしょうか。

リラックスしているときと緊張しているときでは、
会話をしていたとしても、
内容の理解度にも差が出てきますよね。

治療は、コミュニケーションですので、
相手を受け入れる時には、自分自身がよりニュートラルで有ることが求められます。

2つ目は、

【解剖のイメージをしっかり持ち、触り分けること】

です。

 

当たり前のことですが、
今触れているところ、動かしているところは、どこの何が動いているのか、
3Dで立体的にイメージすることが大切です。

 

ですので、
正直、解剖や触診の教科書だけで、解剖を学ぶことはおすすめしません。

 

実際に、動かしたり、動かされたりすることで、
”体感”を伴って、蓄積されてくるものと思います。

最近では、スマートフォンのアプリでも、
解剖学のアプリがあり、イメージを深めるためには、非常に有効です。
私たちが推奨している解剖学アプリもあります。

Androidの方は、こちら

iosの方は、こちら

 

今は、リハビリ中でもiPadなどを側に置きながらやっても良いという施設もあると聞きます。
その時に、画像で説明しながらの方が患者さんや利用者さんの理解度も深まるかもしれません。

 

そして、
最後の3つ目は、

【相手の”感じ方”を感じるように触れる】

です。

 

可動域を測定する際に、
介入前後での変化や患者さんへのフィードバックの為に、
角度(数字)を出すことは大事です。

 

ただ、そこよりも、
可動域の制限がある際、どんな”抵抗感があるのか”、
緊張の具合はどうか、防御性収縮などはあるのか。

 

などなど、相手が動かされることに対して、
どのように感じているのかを、
コチラ側が感じてあげるられることが最も重要です。

 

最初のうちは、患者さんや利用者さんの感覚を共有するのは、
難しいところもあるかと思いますが、
その壁を乗り越えるためには、直接聞いてみることをおすすめします。

 

実際の感じ方はどうすれば??

では、どうやったら、
相手の感じ方を感じ取れるようになるのかです。

 

ここは、シンプルに2つあります。

 

1つは、「頭をあげて、全身をみること」

 

2つは、「手の力を抜くこと(手を丸くすること)」

 

言葉だけでは、「なんだそれ。」
って、感じるかもしれませんが、これが実は意識していないとできないものです。

 

ついつい、どんな抵抗感があるか、
感じよう感じようとすればするほど、
局所を見つめてしまいますし、
気持ちも焦って、力も入りやすくなってしまいます。

 

 

普段の臨床においても、

”頭をあげる””手を丸くする”

っていうのを意識するだけでも、
ROM制限の因子を把握しやすくなると思います。

こういった基礎の積み重ねが、
必ず日々の臨床に生かされてきます。

 

このROM-exや触れ方に関しては、
IAIRの全てのセミナーを通じて、お伝えさせていただきます。

 

若手のうちにしっかりと基礎練習をしておく学んでいきましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。

 

→【IAIRセミナーページ】
https://iairjapan.jp/calendar

 

write by 渡邉 哲

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