IAIR(国際統合リハビリテーション協会)
国際事業部より

 

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

私のコラムでは、
「海外のリハビリ事情」をテーマに
海外でも療法士として
活躍したいと思っている方、

海外から来られた患者さんとの対応に
困っている方へ
お届けして参ります。

 

【自己紹介】

初めてお会いする方も
いらっしゃると思いますので
簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は2012年に
作業療法士免許を取得し、
同年6月にカナダへ留学いたしました。

2012年11月より、
カナダのクリニックへ
1年間勤務したのちに帰国、

その後は急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックで
働いております。

現在は、
IAIR関東支部で
インストラクターを務める傍で

国際事業部を担当しており、
IAIRの国際化を推進しています。

 

【本日のテーマは?】

今回も、IAIR国際事業部のツイッターから
ほぼ毎日発信している文献の中でニュース
気になったものをピックアップしていきます。

本日のテーマは、
「リハビリテーションの価値」です。

医療保険下における
回復期リハビリテーションの算定・施設基準が
現在もなお議論されていますが、

過去の議題の中で、
医療とニーズのバランスを図式化した
面白い資料が公表されていました。

今回は、その資料を参考に
「リハビリテーション」の価値を
再考してみます。

【医療保険下でのリハビリテーションの価値

右図は、去年12月に
中央社会保険医療協議会 総会(第386回)で
提出された資料に記載されていた、

「医療資源」と「医療ニーズ」
のバランスを表したものです。

医療は国費でまかなわれるものなので、
必要なところに、必要な医療資源を拡充していくことを
今回の診療報酬改定で
図ろうとしていることが伺えます。

注目するのは、縦軸と横軸の項目名です。
縦軸は、『医療ニーズ(患者の状態、医療内容等)』
横軸は、『療養病床、一般病床
となっており、

病にかかっているとみなされた方を対象に
医療サービスを提供することが前提になっています。

図を見てみると、
リハビリテーションの立ち位置は
療養病棟に寄っているように見受けられますので

ひとの生活基盤の再構築を考えられる専門職として
活躍が期待されていることが予測できます。

【生活を考える上で必要な、運動指導の考え方?】

近年は、医療費削減を目標に、
「病にかかる前に、セルフケアも大切にしましょう」
と、厚生労働省が訴えかけています。

リハビリテーションの領域では、
「運動指導」がキーワードになることが多いですね。

では、どのような運動指導が
病を予防するためのセルフケアとして
求められているのでしょうか?

「特定健診・特定保健指導制度」
に記載された、検診を利用した
生活習慣病予防のフローチャートが
ひとつの参考になると思います。

このチャートでは、
測定した血中データをベースに
現在の生活習慣を見直すことを提案しています。

この生活習慣を改善するためには、
食生活を見直すことも必要ですが

食物を身体の栄養に変換していく
代謝という観点から考えると、
運動もやはり欠かせませんよね。

つまり、運動指導の目的は
「患者さんの身体状況を改善すること」
だけではなく、

「患者さんがからだを動かせるようになった先に、
自分で栄養状態をコントロールできるようになること」
も含まれている、ということです。

【業務の視点を少しだけ変えてみる】

さて、とても広い視点でお伝えしてきましたが、
実は回復期リハビリテーションや
訪問リハビリテーションで評価・実施している内容と
似ていることにお気づきでしょうか?

「栄養状態をチェック」
→採血データ、普段の食事状況のチェック

「運動習慣のチェック」
→リハビリ介入単位数

「生活習慣のチェック」
→日中の過ごし方、個人の考え方のベースを傾聴して予測

普段おこなっている業務も、
少しだけ見る視点を変えるだけで
まだまだ可能性があると思いませんか?

患者さんの身体状態の改善が、
自発的な生活習慣の再構築につながることも
リハビリ専門職だからできるところではないでしょうか。

そして、生活習慣を変えていくためには
66日間は継続して関わる必要である(5 と言われており、

療法士はもちろん、医療関係者の
コミュニケーションスキルも問われるところです。

【療法士に向けられるイメージ】

これまで、臨床現場で患者さんから

「リハビリの先生って、優しいですよね」
「これまで怖い先生にスパルタでリハビリされたのよ…」

というご意見を伺ったことが度々あります。

この「優しい」「怖い」と思う要因は
様々にあると思いますが、

少なくとも、現状の生活期における
リハビリテーションの立ち位置を考えると

「その場限りで、優しく接してくれる療法士」
は、あまり求められていないように思います。

逆に、
「バリバリ、運動を指導する療法士」
もまた違う感じです。

ひとの生活習慣が変わっていけるように
促し続けていくことを目的に考えるのであれば、

医療従事者には、

「その人にとって耳が痛い内容を、
 できるだけ角が立たないように伝える工夫」

「その人の意見を尊重した上で、
 柔軟に新たなアイデアを構築できる思考法」

が必要なのだと思います。

是非是非、患者さん・利用者さんを
「ひとりのひと」として見る工夫も
取り入れてみてくださいね!

きっと、あなたの臨床感覚が
磨かれると思います。

 

もし、意見を交わすことが苦手と思われていたら、
下記の英会話講座を体験してみませんか?

実は、英語は
「要点をまとめて、簡潔に話すこと」
に特化した言語なので、

英会話には、
相手を尊重した上で
スピーディーに意見を交換し、
より充実した人間関係を築くための
エッセンスが満載なのです。

常に最新の情報へアップデートし、
現場へ応用していく必要がある療法士にとって、

情報を素早く整理しながら
患者さんにわかりやすく伝えるためのツールとして
英会話のエッセンスはうってつけです。

今後、国際派療法士を目指したい方にはもちろん、
今後もセラピストとして活躍したい方にオススメです。

***********************************************
療法士のための英会話講座【YES!】
》》》https://iairjapan.jp/yes
(本講座は、対面式オンラインセミナーです。)

《 プログラム一覧 》

YES!プレセミナー
【 内 容 】
・英会話をマスターするための《3つのルール》
・勉強のための英語を、話すための英語に変える方法
・高速でリスニング↔︎翻訳できるマインド養成法
・考えたことを、英語でシンプルに伝える

【 開 催 日 時 】
《第5回目》
日時:2018年2月23日(金)20:00 ~ 21:00

《第6回目》
日時:2018年3月30日(金)20:00 ~ 21:00

【YES!プレセミナーへのお申し込みは、こちら】

 

YES!スタートアップコース
【IAIR会員様 限定】


【 内 容 】

・実は一般的なよりも専門的な内容の方が
英会話を習得しやすい理由
・英訳論文を「読む」のではなく
「謎解きゲーム」に変えるエクササイズ
・内容を噛み砕くための
「音読・音聴」トレーニング
・自分が知りたい分野を開拓するための
「抽出」トレーニング
・英語で意見交換できるようになるための
「会話」トレーニング

【 開 催 日 時 】

《第2回目コース:全4回》
日時:
2018年3月2日(金)20:00 ~ 21:00
2018年3月9日(金)20:00~21:00
2018年3月16日(金)20:00~21:00
2018年3月23日(金)20:00~21:00

《第3回コース:全4回》
日時:
2018年4月6日(金)20:00 ~ 21:00
2018年4月13日(金)20:00~21:00
2018年4月20日(金)20:00~21:00
2018年4月27日(金)20:00~21:00

【YES!スタートアップコースへのお申し込みは、こちら】

************************************************

*参考・引用資料

(1)  厚生労働省.中央社会保険医療協議会 総会(第386回)入院医療その8 .P 7.

(2)  厚生労働省. 保険医療2035.

(3)  厚生労働省.標準的な検診・保健指導プログラム【平成30年度版】.1-18.

(4)  QLifePro 医療ニュース. 特定健診・特定保健指導による生活習慣病抑制効果を証明.2018年1月31日.

(5) 健康的な生活習慣の構築:
Benjamin Gardner et al.Making health habitual: the psychology of ‘habit-formation’ and general practice.Br J Gen Pract. 2012.62(605). 664–666.

 

今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは
海外の療法士や患者さんと
交流できるようになるために

「海外のリハビリ事情」をテーマに
皆様にお届けできればと思います。

リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい!
と思われている方は、
ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部

吉田頌平

 

【P.S.】

【ミニコーナー「本日の英単語」】

旅先でも英語が使えるようになるための
「本日の英単語」コーナー!

今回は、
「ご飯の種類」をお届けします。

ご飯といっても、白米・玄米・酢飯のように
いろんな種類がありますよね。

今回は、この3種類の表現方法を
お伝えいたします。

》》https://youtu.be/l5pBrJBtgMs

 

お問い合わせ

国際統合リハビリテーション協会へのお問い合わせフォーム

Sending

Log in with your credentials

or    

Forgot your details?

Create Account