From: ILPT主宰 赤羽秀徳
◆長引く頭痛、しつこい肩こり
長引く頭痛、しつこい肩こりに対して
様々なアプローチをしているけど、
なかなか根本的に改善されない…
どうしたらいいんだろ?
と、悩まれることはありませんか?
…
今回は、ある医院で17年間
治療に通い続けた
Sさんのエピソードから
一緒に学びを深めていきましょう!
◆〇〇医院で、17年間
Sさんは、
ある治療を17年間続けていました。
続けていたというよりは、
17年間治療に難渋しておりました。
・・
通院していたのは、
・・
・・
整形クリニックなどではなく、
・・
・・
「歯科医院」です。
・・
・・
Sさんは、
入れ歯の治療のために
通院していました。
◆繰り返された入れ歯の不具合
治療開始当時、Sさんは47歳。
治療は初めからかなり難渋しました。
入れ歯の具合が繰り返し悪くなったとのこと。
そのたびに調整をしても、
土台の歯がダメになってしまい
10年間に3回も入れ歯を作り
直し、
さらに、
歯の数も減っていき、
上の歯の歯ぐきが下がって
奥歯の根っがすっかり露出
してしまったようです。
主治医の筒井照子先生は、
「どうしてだろう」と思いながら
その場しのぎの治療をしては
つくろっていたようです。
それから、
7年後には、右上の歯は内側に倒れ込み、
それに合わせて下の入れ歯は、4度目の
作り直しをしたとのこと。
「おかしい、おかしい」
と思いながら17年ほどが経過。。
◆ある論文との出逢いで
筒井照子先生が
ある論文に出会いました!
その論文の内容を半信半疑ながら
患者さんにたずねたところ、
特に、自覚はないとの返事。
ところが、
次回の来院時に、
患者さんから【答え】が
出てきました!
では、ここで、問題です。
Sさんの入れ歯の治療を
17年間苦しめていた
根本原因は、次の3つのうち
どれでだったしょうか??
* *
① よく歯ぎしりをしていた
* *
② 右頬に右手を当てる癖があった
* *
③ 唇を引き締める癖があった
* *
さて、
いかがでしょうか?
- 歯ぎしり
- 頬つえ
- 口唇癖* *
正解は!
・
・
② です。
・
・
正確には、
「右横向きでの睡眠中に右頬に右手を当てていた」
でした。
こんな感じです1)
◆ちょっとした癖が根本原因だった!
「睡眠中に右頬に右手をあてる」
これだけのちょっとした癖が
17年間入れ歯の治療を
難渋させていた原因だったのです。
筒井先生も
「なぜこんな簡単なことに気づけなかったのだろう」
と悔やまれ、
「患者さんに申し訳ないことをした」
と思っているとのこと。
◆生活習慣の改善
その後、
右手を右頬にあてて寝る癖を止めていただき、
筒井先生が、
狭くなった歯列をもとどおり拡げると、
長年苦しんでいた、
・頭痛 や
・しつこい肩こり
から解放。。
頬に手をあてるという癖は、
口の中を破壊しただけではなく
全身の体調にも大きく影響を
およぼしていたようです。
◆歯並びを悪くする原因
さて、
あなたは、自分の歯並びを
気にされたことはありますか?
きれいな歯並びは、
上の歯も、下の歯も
U字型に配列され、
頭尾方向にまっすぐ伸びている
状態と言えるでしょう。
その歯並びを悪くするのは、
指をしゃぶったり、
舌の癖であることは
よく知られているかと思います。
なぜ、そのような癖で歯が動くのか?
その答えは、
・持続的な力
にあるようです。
矯正治療では、その原理を応用して
歯を動かしているんですね。
で、今回のSさんの根本原因であった
【頬つえ】のような力では、
歯は、動かない、
もっと、長時間、持続的に力が
加わらないと歯は動かないと
考えられていたようですが、
実は、
1日1時間でも繰り返し
間欠的な力が加わる場合にも
歯が動くことがわかってきたようです!!
◆我々がすべき事
ILPT腰痛治療セミナーなどで
お会いする皆んさも
セミナー受講中に
頬つえをされている場面を
見かけることが少なくありません。
そして、
今回のことは、分かっていても
私自身が頬つえをしていることもあります。
自分の行動って、意外に
自分では気づきにくいものです。
Sさんのエピソードで紹介したように、
頬つえのように
歯に外から力を加えることは、
口の中の問題を引き起こすだけではなく
- 頭痛
- 肩こり など
体調不良の原因になることが
分かってきているようです。
下顎に対する負荷のかけ方には、
注意していきたいですね!
すべての人々の“ハッピー”のために。
↓
複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰
赤羽秀徳
<参考文献>
1)筒井昌秀・筒井照子著:包括歯科臨床,クイテッセンス出版
2)筒井照子:態癖と生活習慣のアドバイス,筒井塾
追伸1
下顎など頭蓋骨の状態が全身に及ぼす影響を
詳しく解説し、そのアプローチ法を習得していただく
セミナーは ↓
追伸2
頬つえのような癖を本人が気づき、
その習慣を改善できるように支援していくことは
腰痛改善においても重要だと感じております。
ILPT腰痛治療セミナーでは、
生活習慣(思考習慣・行動習慣)改善の
支援法もお伝えしております。
追伸3
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