リハビリテーションにおいても振り返り(=評価)が大事な理由

 

とうとう12月も29日、2017年も残りわずかですね。
みなさん、2017年の振り返り、しましたか??

振り返りが大事?!

「振り返りが大事」って知っていますか?
「振り返りすることは大事だ!!」って言われますよね。

 

リハビリテーションにおいては「振り返り」は何にあたるでしょうか。
「再評価」ですかね。

リハビリテーションにおいても、セラピストとしてはもちろん、患者様ご本人にとっても「振り返る」という行為は大事です。

 

それはなぜか。

 

「振り返りをするという行為」には、ある秘密があります。

それは、、

結論から言いますと
「振り返り=再評価を通じてのみ、成長曲線の角度を変えることができるから」です。

ではどういうことか、1つずつみていきましょう。

【成長の原因は、過去にしかない】

失敗は、成功のもと。といいますよね。
これは、失敗という経験をもとにして、次にチャレンジすることを決める。

つまり、なぜ、失敗だったのか?
そして、何をもって失敗と捉えたのか?何をもって成功というのか?
次はどうすればいいのか?

を分析して初めて、次の行動が「成功」に近づきます。
同じ理由で、このような分析を何か行動するごとに行えば「成功も、成功のもと」なのです。

一方で、分析も何もせずに成功する場合もあります。
しかし、分析がないと「再現性」がないので、次も成功するかどうかはわかりませんし、成功した理由すら、説明することができません。

うまく行く理由が説明できない。これって、プロの療法士としてはよろしくないことだとは思いませんか?

【解釈の書き換えが起こせる】

論理療法という治療法があります。

論理療法(ろんりりょうほう、rational therapy)とは、アルバート・エリス(Albert Ellis)が1955年に提唱した心理療法で、心理的問題や生理的反応は、出来事や刺激そのものではなく、それをどのように受け取ったかという認知を媒介として生じるとして、論理的(rational、あるいは合理的)な思考が心理に影響を及ぼすことを重視している
心理的な問題や生理的な反応は、出来事そのものではなく出来事の受け取り方によって生み出されるものであり、非合理的な受け取り方から合理的な受け取り方に変えれば、そうした反応は弱くなるかなくなるという理論である。それはABC理論とイラショナル・ビリーフに集約される。
ABC理論
▪ A:Activating event(出来事)
▪ B:Belief(信念、固定観念)
▪ C:Consequence(結果)
出来事(A)があって結果(C)があるのではなく、間に信念体系(B)による解釈をはさんで、結果(C)である、感情や行動の反応、すなわち、不安や怒り、不適応な行動が生じる。しかし、人は原因はBではなくAであると信じているので、あきらめてしまいがちである。しかし、受け止め方に含まれている非論理的な信念をイラショナル・ビリーフと呼び、それが論理的に非合理的であることを理解して粉砕することを目的とする。このような過程が論駁(D)である。
▪ D:Dispute(論駁)
▪ E:Effect(効果)
ABCD理論と呼ぶこともある。
イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)は「~ねばならない、~すべきである」という信念から起こっており、これが人々を情緒的に混乱させている。
情緒的に混乱し、不安や落ち込み、怒りなどがあるときには、自分は非科学的に思考していることが仮定できる。たとえば、イラショナル・ビリーフは以下のような特徴がある。
▪ 事実に基づいていない 「親切にしたら必ず返ってくる」「試験に不合格ならホームレスになってしまう」
▪ 柔軟的ではない/論理的ではない 「ここで失敗したら、一生うまくいかない」
▪ 証明できない 「常に一番にならなければならない」
▪ 幸せな結果をもたらさない 「怒りに怒りで返す」

(Wikipediaより引用)

物事がうまくいかない時、目標(ゴール)を達成できないとき、そこには理由があります。
そしてその理由は、目標に向かって起こした過去の「行動」もしくはその行動に対する「捉え方」の中にある場合があります。
例えば、ゴールに向かって何らかの練習をした。その練習がうまくできない。ご本人にとって辛い、嫌な経験である。

そこで「こんな練習、やっても無駄だ!!やめる!!」

経験、ありませんか?

ここで、振り返りです。
なんでうまくできなかったのか?本当にできなかったのか?そもそもうまくやる必要があるのか?
ご本人はこの練習に対してどんな意味づけをしているのか?
セラピストと患者さんの意図のすり合わせはできていたか?
なぜ、患者さんはやっても無駄だと思っているのか?
患者さんはやってみて、無駄だと言い放つ前にどんな感情になったのか?
それはなぜなのか?

そして、、
次はどんな行動をとればいいのか?

セラピスト自身が振り返る。
そして、できれば、患者さんと一緒に振り返る。

振り返りを一緒にすることで、認知の歪みを修正することができます。

【「自分で気づく」が行動を変える】

振り返りをするのは、その過去の行動を起こした自分自身です。
自分で、時には人の助けを借りながら自分の行動を振り返り、その原因分析をする。

すると、その原因に気づくのは原因分析をした「本人」です。

人は、物事を「自分に関すること=自分ごと」と捉えることができて初めて、行動に移すことができます。

リハビリテーションを受ける患者さんには、ご自身のことなのにどこか「自分ごと」になっていない・・と感じることはありませんか?
「リハビリは専門の人にお任せ〜」「リハビリの時間だけ頑張る」そんな人はいませんでしたか?

「振り返る」という行為は、「どこか他人事」から「自分のこと!」に変換する力があるのです。

成長の原因は、過去にしかない。
解釈の書き換えを起こせる。
「自分で気づく」で行動が変わる。

人は普通に過ごしていても過去の自分よりは何らか成長しています。

しかし、そのなだらかな成長曲線の角度が一定だとしたら
大きく成長を遂げる時、そこには必ず「振り返り」(そして次の行動)という行為が存在します。

 

あなたも、あなたの担当する患者さんにもぜひ「振り返り」を実施し
成長曲線の角度をグンっと大きくしていってください。

セラピストとしての自分を振り返ってみて、成長曲線の角度をグンっと上げたい人にピッタリのセミナーが
来年1月に、岡山、広島、名古屋で開催されます。
新しい変化を得るための行動を起こしたい方はぜひ、ご参加くださいね。
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それでは、お読みいただきありがとうございました。

 

良いお年をお迎えください。

吉田ひとみ

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