モビライゼ―ション

From: ILPT主宰 赤羽秀徳

先日、ILPT腰痛治療セミナーでの
「治療デモンストレーション」中に

ご本人にある提案をして、
姿勢を変えていただいたら、

「あ!いつもの足のしびれが消えました!」
と、かなり驚かれていました。

似たような経験は、
いままでの臨床でも度々あります。

ある姿勢からある姿勢に変更していただくと、

「首の痛みがスッと楽になりました」

「初めはきつく感じましたが、
 今は腰の痛みを感じなくなりました」

以上は、
座位での訴えの変化です。

動作方法を変えていただくと、

「あれ!痛みなくできます!」

「こっちの方が、力が入る感じがします」

「手を使わなくても、怖くなくなりました!」

以上は、
立ち上がり動作での訴えの変化です。

対象の方に提案したことは、
非常にシンプルな事です。

さて、私が
ILP腰痛治療セミナーのデモの時に
どのような提案をしたのでしょうか?

・・

・・

・・

分かりそうですか?

・・

・・

・・

(すでにILPT腰痛治療セミナーに
参加したことがある方は、
お分かりだと思いますが・・・)

・・

・・

・・

 

◆腰椎のアライメント

 

では、答えです。

私が、提案したことは、

・腰椎のカーブを変えて
 症状の変化を“感じる”こと

です。

通常は、座っていると
骨盤が後傾し、腰椎カーブは、後ろに凸
つまり腰椎後彎になっているケースが多いです。

それを、

骨盤を前傾し、腰椎カーブを前に凸
つまり腰椎前彎に自動運動で変えて
頂きました。

その結果起こったことが、
最初に紹介した発言、

「あ!いつもの足のしびれが消えました!」

でした。

ただ、腰椎カーブを変えて頂いただけ。。。

シンプルです。

(シンプルなことを、やるかやらないか…)

でも、様々な変化が全身起こって
いそうですよね。

・しびれの解消

・痛みの改善

・動きのスムーズさ改善

・恐怖心の軽減

など

 

◆脊柱の抵抗力

 

以上のように、
腰椎カーブを変化させると
様々な影響が出ますが、

今回は、脊柱の抵抗力について、
力学的に掘り下げてみたいと思います。
(といっても、簡単に少しだけですが)

注目してみたいのは、
脊柱のカーブの数です。

① 骨盤が後傾した状態で、視線を下げた状態と

② 骨盤を前傾し、視線を正面に向けた状態

を比較してみましょう。

①の状態では、

脊柱全体は、後ろに凸となり
カーブは、1つ。

②の状態では、

(通常は)
腰椎前彎

胸椎後彎

頸椎前彎

となり、
脊柱全体に3つカーブが出来ます。

このカーブの数と
脊柱自体の抵抗力
(頭側から足部方向への負荷に対する抵抗力)

は、

カーブの数を N とすると

Nの2乗 + 1 という式で
表せるといわれています。
(カパンディ 関節生理学 より)

この式に当てはめると、

① の状態は、
1+1=2 という抵抗力

②の状態は、
9+1=10 という抵抗力

になるといえます。

この結果からも、

「こっちの方が、力が入る感じがします」

「手を使わなくても、怖くなく立てます!」

という発言の説明はできそうですね。

痛みの軽減や
しびれの軽減については、
また、別の機会にふれましょう。

 

◆腰椎の前彎を簡単につくるモビライゼ―ション

 

さて、
腰椎前彎のメリットを
お伝えしてきましたが、

腰椎の柔軟性がないと
そもそも前に凸のカーブ、
腰椎の前彎が作れない
ということもあるので、

腰椎前彎を獲得し、
その機能を維持していく
シンプルな方法を
一つ紹介しておきます。

先ほども書きましたが、通常は、
座位になると腰椎が後彎している
ケースが多い印象です。

座位でいるときに、

  • 腰椎前彎で過ごすのか、
  • 腰椎後彎で過ごすのか、

が、鍵となってくるでしょう。

座位で、腰椎前彎を保つ方法は、
(すでに知っていると思いますが)
「ランバーロール」 を
利用することです。

背もたれと腰椎の間に枕を入れるという方法です。

市販のものを利用していただいても
結構ですが、、
すぐできるシンプルな方法の一つは、
タオルを使うことです。

以前もメルマガで紹介しましたが、
タオルを使う時には、
丸めるよりは、折りたたんだ方
心地よく使えます。

折りたたんだ時の
上下の長さは、15cm程度。

あまり大きいと、腰部に入れても
前彎が作られず、効果が少なくなります。

厚さは、つぶれたときに4cm程度とも
言われますが、心地よい圧さになるように
調整していただいて結構でしょう。

これを入れているだけで、
腰椎のモビライゼ―ションにもなりますね。

(徒手により脊柱の柔軟性を獲得する方法は、
こちらのセミナーでも紹介しています↓↓)

 

 

◆注意点

どんなに、心地良い姿勢でも
同じ姿勢で1時間など長時間座っていると
痛みや硬さを生み出すこともありますので、
こまめに骨盤を前後に動かしたり、

途中で、立ち上がって
全身を伸ばすことなどを
おススメします。

そして、

使ってみて本人が不快に感じたときには、
無理には使用しないほうがいいですね。
さらに、工夫をしてみましょう。

◆まとめ

1 腰椎カーブの変えるだけでも
全身に様々な変化があります。

2 腰椎前彎の姿勢には、
多くのメリットがありそうです。

3 腰椎の前彎の獲得や維持のために
座位でのランバーロール等の使用を検討してみては
いかがでしょうか?

すべての人々の“ハッピー”のために。

国際統合リハビリテーション協会
認定アドバンスインストラクター

複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰

赤羽秀徳

追伸1

【ILPT腰痛治療セミナー】 では、
ご希望の方は、1時間ほどの治療デモを受けることが
できます。デモを受けて、改めてご自身のこころとカラダに
気づかれて、症状が激変している方も少なくありません。

今後の各地の日程詳細は、
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追伸2

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