なぜ、筋力低下や痛みや可動域制限だけ考えていてもダメなのか?

問題点で上がってくるトップ3。

 

学生さんや新人セラピストで症例検討などで、
必ずと言っていいほど、
問題点の中に、

 

「筋力低下」「痛み」「可動域制限」

 

というものが入ってくるのではないでしょうか?
あと、中枢神経疾患を有している場合であれば、
「随意性の低下」などが加わってくると思います。

 

PTの臨床現場では、
トップダウンでの評価が主流ですね。

 

実習生などは、
逆にボトムアップとして、様々な情報収集をして、
その上で、必要な問題点や関わりを検討していくというスタイルも多いかと思います。

 

現場では、ADLや基本動作や姿勢を観察し、
正常動作から逸脱している要素を分析します。

 

例えば、
座位からの立ち上がりで、
体幹の屈曲が出来ず、離殿が出来ない方が居たとしたら、
(↑事実)

 

(解釈、仮説)
・股関節屈曲制限

・大殿筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋の筋力低下

 

などがぱっと上がってくる感じです。

 

現象に対して、
筋骨格や神経系の要素から関連するものを
ピックアップしていきますね。

 

それを踏まえて、
リハビリ(検証作業、治療)としては、
股関節の可動域exや
大殿筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋などの筋力、筋出力が上がる介入をして、
その変化をみていきます。

 

この考え方は、
養成校時代からみっちり教えてもらってきましたので、
間違いでも無く、
当たり前に感じる方が多いと思いはずです。

可動域の拡大は、何が改善しているのか?

 

では、問題点トップ3のうち、
可動域制限に着目して考えてみたいと思います。

 

制限のある部位の改善を目的に、
徒手療法や運動療法を行った結果、
可動域が拡大しました。

 

では、
なぜ、この可動域は拡大したのか?(してくれたのか?)

 

介入によって、
身体にどのような影響が起こったのか。

 

これって結構大事なところだと感じませんか???

 

何が、変わったと思いますか??

 

「関節周囲の組織が、ゆるんだから。」
なんて説明をしたこともある方も多いと思います。

 

その現象を、私たちは、
組織滑走法(TGA:Tissue Glidin Approach)による変化として捉えています。

患者さんにも分かりやすく一言でいうと、
組織の「循環の改善」がされているということです。

 

組織周囲の「血流」の変化が根っこにあると考えます。

上記の立ち上がりの例にしてみると、
股関節周囲の屈曲方向へのROM-exを行った結果、
関節周囲の組織間の滑走が起こり、
神経や血管の絞扼が取れ、血流が増え、
靭帯や筋の粘弾性が増加したと考えられます。

 

患者さんにも、
「循環よくするために、動かしますねー」
なんて声かけしたりします。

 

血流量などを測定したことは無いので、
確証は取れませんが、
確実に身体の中での血流は変わっていると思われます。

 

言い換えれば、
「血流の改善」を目的に、
介入をすることで、様々な変化が起こるとも考えられるのではないでしょうか。

 

 

可動域が持続しないという悩み。

 

可動域が拡大した、動作がスムーズに出来るようになった。

 

でも、また戻ってしまった。。。

 

なんて、経験ありますよね??

 

 

一時的にはいいけど、持続しない

 

これをセラピストの技量のせいだとか思ってしまう、
優しい方も多いのですが、それが100%ではもちろんありません。
(なにか変化を出せていないこともあるかもしれません。。)

 

これも、血流で考えてみると、

・そもそも血液の量が足りない
・血液の質が良くない(ドロドロ血)
・血液を動かすための動きが少ない

ということも原因と考えられないでしょうか?

 

持続するためには、やはり

 

血液循環を変えることが求められます。

 

 

つまりは、
血液を作り出す、カラダを変えていく為に、動きが必要があります。

 

 

人の身体の細胞は、
常に新陳代謝を繰り返しています。

 

女性などは、お馴染みかと思いますが、
お肌(皮膚細胞)は、約28日周期でターンオーバーしますね。
(↑これは、20代の話なんですね。60歳代では、約100日のようです。)

 

血液に関していうと、4.5〜5.0㍑の血液は、
100〜120日で入れ替わります。
(参考:

https://sites.google.com/site/jinntainosaiboukousinnsokudo/home

 

つまり、血流って変わることができるんですね。

 

血液を作る要素として、何に着目するか。

 

 

それは、

 

生活習慣です。

 

 

当たり前ですけど、
生活習慣病というものが蔓延している世の中なので、
ここを見直す必要があるのですね。

根本からカラダを改善してもらいたい

 

リハビリ=社会復帰ですから、
元の生活に戻りたい、戻ってもらいたい!
というのはあると思うんですが、、、、

 

元に戻ってもらっちゃ困るんですよね苦笑。

 

 

元の生活になにかしらの、
トラブルが積み重なって来たゆえに発症したアクシデントですから。

 

 

リハビリで関わるって、
そういうきっかけも提供することが求められるのだと思います。

 

食生活や睡眠の状況、
外部環境、対人関係などそういう点にも着目する。

 

 

筋力低下、痛み、可動域制限だけに、
とらわれていると患者さんの求めているもの以上のものは、
提供できないと思います。

 

身体だけでなく、その人全体、生活も見ていく。

評価で使うICF(国際生活機能分類)というものがありますね。
これは、決して病気やリハビリで関わる人に適応するものだけではなく、
”生きている人全体”に適応されるものです。

(引用:http://www.oushin-sendai.jp/download/pdf/c03/research/24-1.pdf

私たちが、患者さんや利用者さんと関わるのは、
1日の中で少ない限られた時間です。

 

私たちが出来るのは、
あくまで患者さん自身に気づいてもらうための、
多くの情報を提供するだけです。

この視点が、リハビリテーションにおいて、
重要視されるところだと思います。

 

IAIRでは、それが学ぶことができます。

 

それでは、
最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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write by 渡邉 哲

 

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