階層構造のメリットとデメリット

私は物事を大枠で捉えて

そもそもなんなのか

を定義するのが結構好きです。

 

ここに関して、とても重要な考え方があります。

 

◆階層構造について

階層構造という考え方があります。

 

「ヒエラルキー」といいまして、生物学の世界で使われたり、会社の組織運営で使用されたりします。

物事には縦の構造が必ず存在します。

 

この構造を理解していないと、定義が明確でなく時として組織の中で争いが生まれたり、不平不満が生まれたりします。

 

また、私たち医療職においても非常に多いのが、定義の明確でない治療手技などのくだらない論争です。

 

生物学的にひと(ヒト・人)を理解していれば発生しないはずなのですが、その実情はヒエラルキー構造を理解せずに表面的な変化の大きさなどで決定してしまうものがほとんどです。

 

世の中のほとんどは目に見えない部分で占めています。それはひとのからだの中においても同様ですね。

 

  • 根拠のあるものしかやらない
  • エビデンスこそが医療を救う
  • 専門性を高めることが医療の在り方

 

大変に素晴らしい信念です。

 

そういった方はぜひともエビデンスの構築をお願いします。

 

臨床におけるエビデンスもまた、現在最も求められているものですので、基礎研究だけでなく臨床研究も進めていただきたいと思います。

 

エビデンスは、ヒエラルキーのどの部分の説明なのかを明確にすることができ、結果といいますか、事実を確実なものにするのに非常に有効です

◆階層構造のデメリット

階層構造は物事を整理するのに非常に有効な方法ではありますが、一方で専門性をより高めてしまい、思考や視点が狭小化されてしまう、という特徴があります。

 

また、組織においては物事の一貫性が通しづらく、意思疎通に時間を要したり、間違った解釈になってしまったりします。

 

我々の業界に当てはめると、どの部分のエビデンスを構築しているのかを明確にするのに有効な反面、視点がミクロ化しすぎてしまい、そもそも見たいものが見れなくなったり、マニアックな治療にはまったりしてしまうことでしょうか。

 

◆そうならないようにするには

頭で整理することと、体感としての違和感に敏感になること、そして何より、ニュートラルな視点です。

 

  • 今自分が見ているものは一体なんなのか
  • そして、階層のどの部分なのか
  • 次の階層でいくとどう理解すべきなのか

 

医療従事者のリテラシーが強く問われる部分です。柔軟かつ俯瞰的な目でみることができるかが非常に重要です。

 

自分色のメガネで見ないこと、という意味です。

 

IAIRがどうして自分のからだの重要性を訴え続けるのか。その意味はまさにここにあります。

 

さて、このヒエラルキーに関しては医療制度や報酬、または最近話題の地域包括ケアシステムに関しても言えることです。

 

特に地域包括ケアシステムに関しては、デメリットも大きいのが現状課題としても大きく捉えられています。

 

本日のコラムでは詳細は避けますが、何事においても物事には階層構造(ヒエラルキー)という縦の構造が非常に重要ということ、そしてそれによる弊害もあること、をお伝えしておきます。

 

次回はヒエラルキーという階層構造から、プラットフォームについてを書いていきます。

 

IAIR会長 森本 義朗

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