統合と解釈の捉え方

「統合と解釈」というのは、私たちリハビリテーション職の最も重要な部分の一つです。

 

学生・新人時代は「統合と解釈」の答えを導くことは容易ではない!

そんなイメージをお持ちではありませんか?

 

学生さんや新人セラピストの時は、どうしてもスーパーバイザー(SV)や先輩セラピストからの執拗な突っ込みに耐えなければならない、いわばリハビリ職種の登竜門的な存在でもありますね。笑

 

私もこのころは非常に苦しめられたものでした、、

 

今思えば特に気にしたのは、正確で客観的な検査でも、エビデンスの高い評価方法でもありませんでした。

 

また、患者さんのために、という気持ちも正直ありませんでした、、

そんな余裕はなかったのです。

 

最も気をつけたこと。それは、誰からの課題なのか、でした。

 

先輩セラピストの性格や、担当ドクターの専門分野などを常に意識していました

 

今考えると恐ろしい話なのですが、おそらく今もなお、このような現状はあるんじゃないかと思っています。

 

学生のケースレポート提出や、就職後の症例検討会、この辺りは特にそのあたりが顕著に出ているのではないでしょうか。

 

      今このコラムをお読みの方の環境によってもだいぶ変わると思いますが、

  • 学生さんであれば、上記を意識することでレポートは通りやすくなります。笑
  • 新人セラピストであれば、先輩が何を得意にしているのかを調査することをオススメします。
  • 中堅であれば、担当医の先生の専門分野を優先的に学び、カンファで話しかけることです。

      この辺りはちょっとした冗談です、、

 

ここからはちゃんと書きます。

 

◆統合と解釈とは何か

さて、ここからは少し細かい話になるのですが、、

 

「統合と解釈」について少し分解していきます。

 

まず「統合」です。

意味:二つ以上のものを合併して一つにまとめること

次に「解釈」

意味:文章や物事の意味を、受け手の側から理解すること。また、その理解したところを説明すること。その内容

つまり「統合と解釈」

二つ以上の物をまとめ、それを受け手側が噛み砕いて理解すること

とでも言えましょうか。

 

ここから語ろうと思うといくらでも語れる自信があるのですが、今回のコラムではシンプルに。

 

ポイントは受け手側の噛み砕き方、ですので、要するに答えは一つではありません

 

むしろどのような解釈をしようが正解です。

      先ほど冗談で書いたものがまかり通る原因はまさにそこです、、

 

重要なのは、立案した統合と解釈をいつ見直し、そしてアジャストしてくのか、です。

私が医療業界で最も忘れられているんじゃないかと懸念しているのが、時間の経過を考慮したマネジメントです。

 

生理学的に考えても、常に患者さんの状態は変化しています

 

また、さらに言えば疾病や怪我をしている状態であればなおさら日々変化します。

 

なので、その日の状態を「統合と解釈」してください

 

難しく考えなくても大丈夫、どんな結論も遠く離れた解釈をすることはないですから。

自信を持って「統合と解釈」してください。

 

正確で客観的な検査も、エビデンスの高い評価ツールも、ツールでしかありません。

 

検査の読み方などは参考までに以下などを、、

 

言い換えるなら、ゴニオメーターで

「東大式」派と

「プラスチック製」派

で言い争ってるようなもんです。

 

大事なのはセラピストとしての姿勢であり、ツールではありません(くれぐれも誤解のないように一応書きますが、検査や評価がどうでもいいという意味ではありません)

 

そして最も忘れて欲しくないのは、、

 

誰のための「統合と解釈」なのか

SVのためでも

先輩のためでも

担当の先生のためでも

ありません。

 

色々な方が、色々なフィルター越し(各自の得意分野)に指導してくれますが、誰のためなのか、を忘れずに臨床に取り組んでください(ありがたいアドバイスを無視しろという意味ではありません)

 

今回はリハビリ現場における「統合と解釈」の捉え方について書きました。

 

次回以降、統合と解釈の具体的なコツについて書いていきます

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会

会長 森本 義朗

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