立ち上がり練習のとある場面。
昼下がりのリハ室。
セラピスト「Aさん、じゃぁ今日は立ち上がり20回やってみましょう!」
Aさん「はいっ。」
セラピスト「じゃぁ、しっかり頭下げて〜、お辞儀をして立ち上がりましょう。」
Aさん「せーのっ!い〜ち。に〜ぃ。さ〜ん…。」
という風景。
文字だけだと、非常にシュールではありますが、
なんとなくでもイメージを共有して頂けたら幸いです。
どうも、こんにちは!
IAIRの渡邉哲です。
今日は、立ち上がりに関してです。
さて、皆さん。
上記の様な「お辞儀して立ちましょう!」
って、声かけ。
必ず皆さんやってきませんでしたか??
もしくは、周りでも見かけた事ないですか??
僕の記憶が確かならば、
養成校時代に、
立ち上がりの動作分析は、3つのフェーズ(相)に分けてみていました。
1、屈曲相(体感前傾)
2、離殿
3、伸展相(体感伸展)
ですね。
運動学の教科書にもそのように、
明記されていたかと思います。
(運動学の教科書が見当たらず…汗)
お辞儀しても立てない人もいる。
まず、この動画を見ていただくと、
何かお気づきの方もいるかもしれません。
【1】
【2】
【3】
お二人バージョンは、立ち上がりよりも、
立位から座る時の方が、
違いが分かりやすいでしょうか。
ご覧頂けた通りですが、
立ち上がりのやり方(戦略)も人によって違います。
なので、
タイトルにも書かせて頂いたように、
「お辞儀をしての立ち上がり誘導は間違い」
(表現として、ちょっと誇張した表現ですみませんm(_ _)m)
ということです。
パターン2のように、立ち上がり動作をする人に、
お辞儀での誘導は、効果的でしょうか??
パターン1の方に、お辞儀はいかがでしょうか??
こちらは、IAIRのBクラスのtune upセミナーでの1場面ですが、
みなさん、自分の動きを客観的に見たり、
体感することで、なるほど〜っと腑に落ちてきます。
セミナーの中でお伝えしている内容ですが、
人は、前方重心か後方重心で動きやすさがタイプが別れています。
100%きっちりと言うわけではないかもしれませんが、
ある程度の傾向は必ずあります。
スポーツの世界でも、
指導者と同じようにプレーをするように指導をすると、
身体を壊してしまう選手がいたりもします。
身体の使い方の特徴があっていなかった典型例です。
リハビリでも、
まずは、患者さんや利用者さんの特徴に合わせて、
プログラムを組んでいけることが理想ですよね。
こういう幅広い視点を持って、
関わることで、
患者さんや利用者さんの変化をしっかり捉えられるようになってきます。
動作分析のコツは、
見る場所を絞ること。です。
昨日の福留さんのコラムでもありましたね。
歩行分析のポイントは、3つに絞る。と。
ぜひぜひ、みなさんも現場で試してみてくださいね。
それでは、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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write by 渡邉 哲
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