IAIR(国際統合リハビリテーション協会)
国際事業部より

ハロー!
IAIR国際事業部 所属の
吉田頌平です。

私のコラムでは、
「海外のリハビリ事情」をテーマに
海外でも療法士として
活躍したいと思っている方、

海外から来られた患者さんとの対応に
困っている方へ
お届けして参ります。

【自己紹介】

初めてお会いする方も
いらっしゃると思いますので
簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は2012年に
作業療法士免許を取得し、
同年6月にカナダへ留学いたしました。

2012年11月より、
カナダのクリニックへ
1年間勤務したのちに帰国、

その後は急性期〜生活期の方々を対象に
整形外科の病院・クリニックで
働いております。

現在は、
IAIR関東支部で
インストラクターを務める傍で

国際事業部を担当しており、
IAIRの国際化を推進しています。

【本日のテーマは?】

今回も、IAIR国際事業部のツイッターから
ほぼ毎日発信している文献の中で
気になったものをピックアップしていきます。

本日のテーマは、
「差別」です。

少し重そうなタイトルですが、
至って客観的に分析していきます。

ニュース
カナダへ渡航した直後の6ヶ月間は
ビジネススクールに通い、
メディアを専攻して英語を学んでいたのですが、

「2015年になっても未だに
人種差別を利用したCMや映画が
放送されていることがある」

と、当時の先生から
ある日の授業で教わりました。

雨の中、強盗に襲われている白人女性を
黒人男性が強盗を追い払って助けた後、

駆けつけた警察官が
即座に黒人男性を射殺する
という映画のワンシーンを

PVで見せていただいた時には
衝撃が走りました。

「今のご時世に、
人種差別なんてないだろう〜」

と、能天気に考えていた
大学を卒業したばかりの私には、

到底考えが及ばない出来事でした。

最近、トランプ大統領が訪日され
大統領自身やイヴァンカさんの立ち振る舞いに
各メディアがこぞって

「日本を侮辱する大統領」
「イヴァンカは日本の美の象徴である」

などと報道していることから
「一体、何が差別と感じさせるのだろう?」
「医療現場は、差別と関わりはないのかな?」

と、改めて考えてみました。

【差別と感じる原因は何??】

そもそも、
どんなことを差別と感じるのか?
多国籍国家・アメリカからの
報告を参考に調べてみました。

精神疾患を患った
ラテン系アメリカ人、
アフリカ系アメリカ人、
アジア系アメリカ人
ラテン人
の高齢者を対象に、

疾患、虐待に関する
質問紙を使用して調査を行ったところ、

治療方法を選択した者、
治療手段、
治療者の第1印象が

人種差別と相関する
という結果が得られたようです。

誰が治療手段を決めたのか、
その人物の印象によって
差別的だと感じられる、ということですね。

また、
移民したラテン系女性166名の中で
70名は1回以上差別を感じたことがあり、

スペイン語・英語を共に話せるほどの
学力を有している人ほど、
差別を感じやすい傾向にあるそうです。

言葉が通じるだけに、
嫌なことも感じ取れるということです。

医療現場でも、
いくら仕事ができていたとしても

「第1印象が悪くて」

「勝手に治療手段を決められて」

「専門用語ばかり使って、

 わけの分からないことを話す」
人と思われると、

知らない間に、患者さんに
「差別する人」と思われる、
ということですね。

無意識のうちに差別をしてしまう可能性は
医療現場でもあり得そうです。

 

【思いのすれ違いをなくすには??】

人権派を語る気はありませんが、
医療に携わる、特にリハビリ専門職の方は

相手の価値観や言葉の理解度を
敏感に感じ取れる必要があると思います。

近年、日本を訪れる海外旅行者の方や
日本の医療を受ける目的で来日される方が
増えてきているため、

言葉のニュアンスや意図を
正しく伝えられるように
工夫していく必要があります。

まずは、相手の表情を見ながら
自分の思いや考えが
相手にきちんと届いているかどうか?

そして、自分の身なりを清潔に保つこと。

それだけでも、
きっと意思疎通がスムーズになりますよ。

 

【追伸】

思いを言葉にするのは、
簡単そうで難しいですよね…

特に、日本語は
「雰囲気で伝える言語」であり

本音を直接聞くよりも、
まわりくどく、様々な言い方で
探りながら聞き出すことの方が
多いので

ますます誤解を生み出しやすいんですよね。
(だからこそ、落語や漫才といった
話芸が発展してきているのですが…)

では、どうしたら
勘違いを生み出さないで
患者さんや他職種・他業種の人、
他業界、はたまた他国の人と
円滑に話せるようになるのか?

そのキーワードは、「英会話」です。

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*参考文献

(1)精神疾患を患った方の要因分析:
Daniel E. Jimenez.Cultural Beliefs and Mental Health Treatment Preferences of Ethnically Diverse Older Adult Consumers in Primary Care.Am J Geriatr Psychiatry. 2012 Jun. 20(6). 533–542.

(2)ラテン系移民女性の差別体験の原因検証:
Vanessa B. Sheppard.An Examination of Factors Associated with Healthcare Discrimination in Latina Immigrants: The Role of Healthcare Relationships and Language.J Natl Med Assoc. 2014. 106(1).15–22

 

今後、IAIR国際事業部が発信するコラムでは
海外の療法士や患者さんと
交流できるようになるために

「海外のリハビリ事情」をテーマに
皆様にお届けできればと思います。

リハビリ分野に関わりながら海外へ出てみたい!
と思われている方は、
ぜひ「IAIR国際事業部」をチェックしてください!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

IAIR国際事業部

吉田頌平

 

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