From.IAIR 福留良尚

 

歩行分析に関する書籍を検索すると、ア〇ゾンだけで30冊近く出てきます。

 

かなり膨大な情報量です。

 

それだけ歩行分析に関しては、研究されているといってもいいでしょう。

 

 

そんな背景もあってでしょうか。

 

「歩行分析=難しい」

 

そんなイメージはありませんか?

 

 

学生のレポートを見ると分かります。

 

各相(立脚・遊脚)の各パート(イニシャルコンタクト・ローディングレスポンス・・・)における各関節の動きがどうたらこうたら、筋肉の収縮がうんたらかんたら...

 

 

あぁぁぁ...

 

って、なりますよね?(笑)

 

 

深く掘り下げて分析することはもちろん大切ですが、短い臨床の中で見れないと意味がありません。

 

本日はシンプルな歩行分析のポイント3つ、その内の1つについて具体的にお伝えします。

 

 

「結果の出せる整形理学療法2009」という書籍で、歩行分析を細かく見るポイントが掲載されています。

 

  • 動きに流動性があるか?
  • 動きにリズムがあるか?
  • 足の上に体重がしっかりとのっているか?
  • 身体が直線的に進行しているか?
  • 蹴り足は左右どちらか?
  • 遊脚相の弛緩はあるか?
  • 一側の立脚相から反対側への荷重転換の遅れはないか?
  • 身体の左右への過度な移動はないか?
  • 身体の前後への過度な移動はないか?
  • 身体の左右の回旋に非対称が認められるか?
  • 動きのなかでのアライメントをみることが重要である

 

 

これを普段の臨床の中で全て捉えようと思うと、ベテランの療法士でもかなり時間を有するでしょう。

 

動画で撮影して、何度も見返さないと難しいと思います。

 

 

なので、視点を3つに絞ります。

 

  • 肩甲帯
  • 骨盤
  • 足関節

 

 

この3つを観察することで、多くの患者の歩行の問題点を見つけることが可能です。

 

その中でも、私が普段から重要視しているのが「足関節」です。

 

健側患側といった左右の違いが分かりやすいという点で、今回は文章でもお伝えしやすいと思います。

 

 

質問です!

 

 

臨床場面で足関節を見てほしいタイミングは、どちらでしょう?

 

  1. 立脚相
  2. 遊脚層

 

 

答えは、もちろん①です。

 

立脚期における荷重に対する反応は、歩行の安定性や推進力にかなり関係しています。

 

その中でも、足関節は床反力を受ける最初の関節。

 

そこに問題があると、膝や股関節、体幹へと応答が連鎖していかなくなります。

 

 

立脚相での足関節の状態

 

そして、立脚相での足関節の機能を「ロッカーファンクション」と言います。

 

ロッカーファンクションには3つの相があります。

 

  • ヒールロッカー
  • アンクルロッカー
  • フォアフットロッカー

 

 

その中でもIAIRで強調してお伝えしている観察ポイントは「フォアフットロッカー」

 

これはミッドスタンスからターミナルスタンスにおける足部の働きで、歩行周期の31~50%に起こります。

 

 

足関節自体は背屈の動きをしますが、下腿三頭筋の遠心性収縮により、制御された身体の前方移動を可能にし、筋活動はミッドスタンスの時の3倍になると言われています(観察による歩行分析より)

 

つまり、立脚後期の足関節がしっかり背屈しているか?

 

簡単に言えばこういうことになりますね。

 

 

ここで一つ注意点です。

 

局所(足関節)の状態を見たら、今度は全体を同じタイミングで見るようにしてみてください。

 

ふらつきや体の崩れなどがないかを見ます。

 

そして、また局所を見る。

 

 

局所→全体→局所

 

 

このサイクルで動作分析を行うと、問題の把握がしやすくなります。

 

大腿骨頸部骨折や脳梗塞による片麻痺などのいわゆる患側がある状態であれば、この局所と全体の視点移動が重要です。

 

 

フォアフットロッカーの機能を高める

 

この機能を高めるにあたって、下腿三頭筋の遠心性収縮が重要になってきますが、一般的な筋力テストでは十分な評価は出来ないと言われています。

 

セラピストは「求心性・遠心性・等尺性」の筋の収縮形態を素早く変えることが出来るようトレーニングを行う必要があります。

 

 

単純な反復動作ではなく、収縮形態を変えたトレーニング。

 

何か難しい印象ですね。

 

 

以前行っていた方法として、段差の端に足部の前半分を乗せ、踵を段差の外に出した状態にします。

 

そこから上に上がる(求心性)、その状態でキープする(等尺性)、ゆっくり踵を段差より下に降ろしていく(遠心性)を繰り返すようなトレーニングを行っていました。

 

同じ動きの連続ですが、かなり負荷は掛かりますし、全身の安定性も要求される課題ですので、高齢者や下肢の筋力低下が著しい方には有効でしょう。

 

 

下肢の骨格や筋膜の固さが問題で、筋機能が発揮できない場合には下肢セミナーでお伝えしている徒手的アプローチが有効です。

 

また、歩行分析の他のポイント(肩甲帯・骨盤)が詳しく知りたい方は、歩行セミナーでお伝えしています。

(29年度は、福岡での開催のみとなりましたので、九州の方で勉強されたいという方はよろしければ。)

 

 

それでは、最後まで読んでいただけて感謝致します。

 

 

 

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一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会

常任理事 九州地区責任者 理学療法士

福留 良尚

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