長引く不快な痛み。緩和する方法は必ずある! No142

慢性痛

こんにちは。ILPT 主宰 赤羽秀徳です。

私事ですが、

以前、東京のJR山の手線に乗車中
突然激しい腰痛が襲ってきました!

その時は、座席に座っていたのですが、
今まで感じたことのない種類の
なんとも重苦しい、そして
とにかく、「痛っ!お~痛っ!!」
とい言いたくなる、

そんな激痛が
突然、襲ってきました。

その時、あることを
2分ほど続けていたら、

あれ!不思議。。

さっきまでの痛みが
うそのように無くなって
しまいました。

その後、5分ほどで目的の駅に
到着し、立ち上がってみましたが、
何の問題もなく普通に歩いて
移動することが出来ました。

◆ 痛み経験

皆さんも、今まで
様々な痛みを経験されてきている
ことと思います。

今、一番印象に残っている
あるいは、他の人に話したくなる
痛みの経験

ってどんなものがありますか?

・・

・・・

・・・・

・転倒などして打撲した時の痛み

・トゲが指に刺さった時の痛み

・スポーツなどで捻挫してしまった時の痛み

など

様々な痛みの経験があることと思います。

実は、

ここで例にあげたのは、
痛みの原因となる刺激があり、
何らかの組織の損傷と関連している
と考えられる痛みですね。

◆ 臨床での痛みの訴え

しかし、実際の臨床では、
いかでしょうか?

臨床で患者さん、利用者さんからも
様々な痛みの訴えがあると思いますが、
必ずしも組織の損傷と関連してるもの
だけではない

ということは感じていませんか?

今回、紹介した山の手線に乗車中の
私の痛みは、組織の損傷とは
関係なさそうですよね。

その後、問題なく、立ち上がり、
歩行し、日常の活動を行えて
いましたので。

でも、確実に痛みを感じていました。

◆ 国際疼痛学会の定義

では、そもそも
痛みとは、どのように定義されているのか
国際疼痛学会の定義を
ご紹介したと思います。

「痛み」は、
実質的または潜在的な組織損傷に結びつく、
あるいはこのような損傷を表わす言葉を
使って述べられる不快な感覚・情動体験である。

とされています。

ちょっと難し表現ですね。
(何回読んでも難解)

この定義によると、

組織損傷や病態生理学的な
原因が検出できない痛みも
痛みとして含まれることになります。

ご存じのように、
痛みは、常に「主観的」です。

組織損傷や病理的な原因があったとしても
その人が、痛み と思わなければ、
痛みではないということになりますし、

本人がある体験をして、感情が動き
それを、痛みと表現すれば、
それが痛みになります。

ということは、

評価する側としては、
訴えている痛みが、
組織の損傷に結びつくものかどうかを
確実に見分けることは難しい
ということになります。

本人が痛みと表現すれば、
それが痛みです。

それが、
痛みの定義の中でいう

「言葉を使って述べられる
 不快な感覚・情動体験」

ということになります。

・不快な感覚 
 
・情動体験 

の二つ。

◆ 痛みのアプローチに活かす

では、以上の内容を
実際の臨床にどのように活かすか、
シンプルな例をご紹介します。

症例:

患者のAさんは、

「歩くと腰が痛みます」

と訴えたとします。

そこで、さらに問診を深めていきます。

注目したい3つのポイントは、

1.痛みのきっかけは?

2.痛みは、毎回か?

3.痛みは、歩き続けるとどうなるか?

他にもありますが、まずは3つ)

ケース1:

転倒などのきっかけがあり
その時から痛みが始まって
歩くと、いつも痛みを感じ、
歩き続けていると痛みが
悪化していくということであれば、

組織の損傷に結びつく

ような不快な感覚として
痛みを訴えている可能性が
高いと評価できるでしょう。

ケース2:

転倒などのはっきりした
きっかけはなく、

歩行時の痛みは、毎回ではなく、
日のよってばらつきがあり、
歩き続けても、
全く痛みを感じない日もある

ということであれば、

組織の損傷に結びつく

ものではなく
感情の動き(情動)にも左右されている
痛みではいか?

と評価できるでしょう。
今回は、

わかりやすくお伝えするために
シンプルに書いていますので、
実際には、もっと問診すべきことは
あるかと思いまが、

今回のケースのように、
姿勢・動作に注目し
痛みを評価することは、
本人の生活習慣改善にも
役立ちますので、おすすめです。

◆ デスクワークの例

別の例では、
デスクワークをされている方や、
普段座る時間が長い方
があげられます。

典型的な例として

・座っている時、あるいは、

・立ち上がり直後に

痛みを感じるが、

・立っているとき、

・歩行時には

痛みがになる

というケースがあげられます。

この痛みの出現パターンに
本人が気づくことなく、

「ずっと腰が痛みます」

と言って、
不必要な投薬やコルセットを
使われているケースもありますので、
痛みと姿勢・動作の関連を評価する
ことは有効になるでしょう。

◆ まとめ

今回は、

国際疼痛学会の痛みの定義から、改めて、
「痛み」について振り返ってみました。

痛みの発生メカニズムは、
学術的には謎の部分も
多くあるようですが、

痛みの対処法、緩和する方法は、
必ずあるといわれていいます。
痛みは、
 
・不快な感覚 
 
・情動体験 

である という観点も踏まえて、

患者さん、利用者さんの
痛みの訴えを傾聴し、
対応していただけたらと思います。

すべての人々の“ハッピー”のために。

 

国際統合リハビリテーション協会
認定アドバンスインストラクター

複合的腰痛アプローチ
IAIR Lumber back Pain Technology(ILPT)主宰

赤羽秀徳

追伸1

痛みという体からのシグナル
有効に活用しながら
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