みなさんこんにちは。森本です。
当協会は臨床教育機関として、若手セミナー団体が各地で色々と出て来る前から活動している組織です。
謂わば臨床教育団体のパイオニアと言えるわけなのですが、今まで一般社団法人として活動して7年間。
その間の累計受講者数は全国20000人を超え、年間会員としては現在全国に600人ほど、2020年には2000人を目標に組織を構築しています。
会員はこれから、IAIR臨床教育で得た技術や知識を使って、IAIR認定セラピストとして社会で活躍していただきます。
これはもちろん強制ではありませんが、IAIRで学んだ技術や知識は、社会に必要とされるものばかりです。
自信を持って共に取り組んでいただきたいと考えています。
◆国家資格取得はスタートライン
さて、本日のテーマは【IAIRの存在意義】について。
なぜ国家資格保有者が臨床に出てからも、さらに学びが必要なのか?
これは当時から囁かれていたことでもありますが、理由は明白です。
臨床での学びは机上では学べないから、です。
On-the Job Training(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
よくOJTと略され、「仕事をしながら職場の先輩にその仕事を教えてもらう」というものです。
これは我々リハビリ職種が最も言い訳にできる、奇跡の言葉といってもいいかもしれません。
OJTは確かに国レベルでも認められたものですので、臨床上の教育としては非常に有効です。
しかし、大前提に指導者の能力があるかどうかで効果にかなりバラつきがある、という指摘は以前からあります。
あなたの職場の先輩は臨床現場できちんとフラットな教育をしてくれるでしょうか。
またはあなたは後輩にそんな指導をしていますでしょうか。
OJTの問題点、それを補完できるものは何か。
そう、それが「IAIRの存在意義」となります。
◆フラットで体系的な教育プログラム
ざっくり言うならば、Off-the Job Training(オフ・ザ・ジョブ・トレーニング)とも言えるでしょう。
Off-JTは決まったプログラムを体系的に学ぶことができるのが特徴です。
あなたの組織では、意図してOJTとOff-JTを使い分けていらっしゃるでしょうか。
時間外の院内勉強会もOff-JTにはなりますが、統計学的に言う母集団自体にバイアスがかかっていることになりがちですので、やはり院外でのOff-JTの機会は必須です。
冒頭にも書きましたが、IAIRのプログラムは過去7年間で20000人ものセラピストが受講していますので、その信頼性と効果性の高さは折り紙つきです。
◆単なる教育ではないプログラム
IAIRのプログラムがなぜここまで支持されているのかについて書いていきますが、一言で言えば
「臨床での悩みを解決させてくれる」からです。
学生の時に学んだ運動学、解剖学、生理学などは、先人が長年の研究や調査から抽出された貴重な情報です。
EBMもまた然りです。
問題はこれらの貴重な情報を使う側、です。
まさに臨床のセラピストが直面する悩みの部分でしょう。
学生の時、あるいは研究で得た情報をどう使うか。
そのために必要な技術をお伝えし、悩みを解決させることができる組織、それがIAIRです。
ここまでIAIRの存在意義についてを書いてきました。
是非とも同僚や後輩にも、IAIRという組織での学びがあなたをどのように変えたのか。
シェアしていただけば幸いです。
一般社団法人 国際統合リハビリテーション協会
会長 森本 義朗