患者さんのスイッチを入れるとは?

From.IAIR九州 福留良尚

 

 

人の体は、非常にバランス良く作られています。

 

例えば、足首を捻ったとしましょう。

 

捻って靭帯が伸ばされたことで足関節は不安定な状態となり、そこへ荷重しても安定出来ない。

 

 

だから、痛み信号を出す。

 

 

体重を乗せると転んでしまうから、痛み信号で体重を乗せられないようにする。

 

その間に、靭帯を修復して元の状態に回復させる。

 

 

素晴らしい一連の機能です。

 

 

では、慢性的な腰痛や膝の痛みはどうでしょう?

 

これ以上負荷を掛けないでくれという信号であることには変わりありませんが、果たしてその原因は何でしょうか?

 

捻挫であれば、転倒や足首を捻るという受傷機転があります。

 

腰痛は?

 

 

ここがセラピストにとって必要な視点です。

 

 

腰や膝に慢性的な痛みが発生する原因は、どこかの身体機能をカバーしていることがほとんどです。

 

例えば、体幹の筋力低下、股関節などの可動域制限、体重過多etc

 

原因と結果であり、痛みを発している部分には原因がないことが多く見受けられます。

 

 

それを腰のマッサージや膝の可動域訓練で何とかなると思っている、もしくは実際の現場で行っているセラピストさんがもしいるとするならば、治療コンセプトを考え直す必要があるでしょう。

 

患者さんは痛いところを揉んでくれと言われるかもしれません。

 

それに従っていれば、文句は言われないでしょう。

 

 

ですが、セラピストとしてのアイデンティティは保たれますか?

 

マッサージするためにセラピストになったのでしょうか?

 

 

いいえ!きっとこれを読んでくれている方は、人を良くするためにセラピストになったはずです。

 

そのために辛い実習を乗り切り、国家試験に合格し、臨床を重ねているはずです。

 

 

日々の忙しさ、ノルマ、プライベート諸々、やることはたくさんあるでしょう。

 

そうやって5年10年過ぎて、自分自身はどうなっていくでしょうか?

 

毎日毎日流れ作業のようにリハビリをしていくのでしょうか?

 

それとも、一人一人の健康と向き合い、少しでも良い状態で日常生活を送れるよう一生懸命にリハビリテーションを提供するのでしょうか?

 

 

「学び」「成長」を忘れた人に、この感覚はやってきません。

 

 

そしていつしか「社会って厳しいものだ」と自分の子供に話すのです。

 

夢なんて一部の人間が見るもので、一般人には縁のないものなんだと語るのです。

 

 

そんな親になりたいですか?

 

 

僕は嫌です。

 

毎日目の前の患者さんにとことん向きあって、足りない部分を血眼になって探す。

 

そんな一生懸命に生きる姿を、我が子には魅せようと思っています。

 

 

僕はこれを「スイッチが入る」と表現しています。

 

 

すいません、脱線していますね(笑)話を戻しましょう。

 

慢性痛を抱えている人の多くは、足りなくなってしまった身体機能に問題があるとお伝えしました。

 

ここを使えるようにすることも、スイッチを入れると表現しています。

 

 

患者さんの使いきれていなかった、例えば大腰筋、この筋を機能させ体幹を安定させることで、腰部への負荷をコントロール出来るようになる。

 

正にスイッチです。

 

そんなスイッチが切れてしまった機能が、身体にはあらゆるところに存在します。

 

 

そのスイッチ、入れてあげましょう。

 

 

それが私たちセラピストの役割であり、質的なリハビリテーションだと思います。

 

量をこなすようなトレーニングは誰でも出来ます。

 

介助して歩行をするのは、セラピストじゃなくても出来ます。

 

患者さんのご家族にやってもらった方が、しっかり時間も掛けられます。

 

 

私たちの仕事はそこじゃないはずです。

 

 

ちゃんと患者さんの残存機能を引き出し、今できる最大のパフォーマンスを引き出すこと。

 

それが出来るようになるためには、やはり技術を学ばなければなりません。

 

学びを忘れ、毎日の仕事に追われるようになったら、成長は終わります。

 

 

スイッチが切れている人は、私が入れます。

 

前を向いて進んでいくためのエネルギーを注入します。

 

患者さんに心の底から「ありがとう」といってもらえるセラピストを、一緒に目指しましょう!

 

 

それでは最後まで読んでいただけてありがとうございます。

 

 

追伸

11月、骨盤と脊柱、そして頭蓋骨に対するアプローチの考え方をお伝えする研修会を開催します。

 

1度でもIAIRのセミナーに参加されている方は、受講可能です。

 

日  時:平成29年11月12日(日)10:00~16:00

会  場:福岡県立ももち文化センター

 

講義概要:センターラインへのアプローチ

 

  1. 骨盤の解剖運動・アプローチ
  2. 脊柱の解剖運動・アプローチ
  3. 頭蓋仙骨アプローチ 等

 

受講費:通常10,800円(税込)

強化学習3,240円(税込)

 

申し込み>>>https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=HSvDpwdcylT

 

 

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常任理事 九州地区責任者 理学療法士

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