CCRA ADVANCEコース 生活動作編

生活動作を行う上で上肢機能は欠かせません。セミナーでは上肢機能の運動要素を基盤的なものとして捉え、リーチ動作、把握動作、物品操作の3パターンに分け、それぞれで重要なポイント、ポイントを評価・介入する方法を習得し、上肢機能の基盤的な評価と介入方法を学びます

目的

  • 上肢機能を構成する要素を学ぶことができ、動作の分析が行えるようになる
  • 評価やアプローチの理論を学び、応用出来る下地ができる
  • 動作を改善していく為の治療方法、ハンドリングが学べる

セミナー内容

  • 生活動作と上肢機能(講義)
  • 上肢機能を構成する要素とは(講義)
  • 脳卒中後遺症者の上肢機能での主要問題の把握から分析方法まで(講義・実技)
  • リーチ動作について(講義・実技)
  • 把握動作について(講義・実技)
  • 物品操作について(講義・実技)

学習の指針

生活動作とは

動作時に働く筋肉

食事、更衣、排泄などは人として生きる上で大切な動作です。
起き上がりや歩行などと異なる要素として「上肢」を能動的に使用する、ということが挙げられます。

上肢機能の多様性

立脚中期から立脚終期まで

「上肢」に対しての介入は難しいポイントがいくつかあります。
まず一つは下肢に比べ関節の自由度が高い点です。
自由度が高いということは同時に不安定性も招きやすいということです。
安定する為の高度な制御を行いつつ、針に糸を通すような巧緻動作を同時に介入する必要があります。

上肢機能の多様性

立脚中期から立脚終期まで

もう一つ重要な点は、課題のわずかな違いによって必要な行動が変化する点です。

例として更衣動作を考えると、
・半袖や長袖の違い
・麻のシャツか、ポリエステルのシャツかの違い
・ベッドに腰掛けて着替えるか、脱衣所で立って着替えるか

状況により制御の仕方や巧緻動作の種類が変化する為、目標に応じた介入が必要となってきます。

よくある臨床例

よくある臨床例

セミナーでは上肢機能の基盤的な動作を学ぶことに焦点をあてています。
上肢の動作を3パターンに分け、それぞれの動作を行うにあたっての必要な要素の理解と評価、介入方法を臨床例をイメージしながら学んでいきます。

機能的な手首の動き

機能的な手首の動き
機能的な手首の動き

例として把握動作の際の要素の一つ「手首」を紹介します。
手首の構造・機能の把握から介入方法までを学んでいきます。

セミナー開催情報

対象

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(BASICセミナー受講済み)

定員

10名

受講料

30,000円(税別)

ADVANCEのテーマである動作の評価や介入方法の習得は4つのセミナーを全て受けて頂くことで達成できるようなセミナー構成となっております。単発の受講よりも受講していただきやすいように一括受講では1割引で受講が可能となっております(BASIC一括受講コースの方は更に1万円値引きとなります)